本ブログ第6回「なぜ再任用・再就職しないの?①」で、その理由を「楽しくない」=「幸せでない」からだと書いた。

 

 

「幸せはいつも自分の心がきめる」(原文はすべてひらがな)という言葉は、詩人で書家である相田みつをの言葉である。

 

この言葉には、いくつかの意味があると思う。

第1に、「幸せは自分の見方・考え方次第である」ということ

苦しい状況に置かれたときに、プラス思考で考えるかマイナス思考で考えるか。

「逆境は越えられる人の前に現れる」とか「ピンチはチャンス」などのことばは、苦しみは自分が試されていることだと捉え、恨んだり悲しんだりせず、苦しみを乗り越えたときに、さらに成長できるのだとするポジティブな考え方である。
 

こう考えれば、苦しみもまんざら悪くない(むしろ楽しみ?)のである。


第2に、「幸せは他人が決めるものではない」ということ

どんなに恵まれて幸せそうに見える人でも、本人の「心」が幸せだと思っていなければ、その人は幸せではないということであり、他人がとやかく判断することではないということ。

お金がなくて生活が苦しそうに見えても、本人が幸せだと思えるなら幸せであり、その逆もまたしかりなのである。


第3に、「幸せは与えられるものでなく目の前にある」ということ

欲しいものが手に入ったり、目標が達成できたことによる喜びは、たしかに幸せかもしれない。

しかし、それ以前に普段、「あたりまえにある幸せ」気づくことが大切なのだということ。
苦しい状況であったとしても、必ず自分の周りにはたくさんの小さな幸せがあるはずで、それを見つけることで幸せを実感できる。極論すれば「平凡」こそが幸せなのである。


他にもあるかも知れない・・・


私が言った「幸せでない」というのは、上の1や3から考えると

「甘え」なのかもしれない。
でも、今までは、むしろ1や3を意識して生きてきたはずだ。

しかし、今は自分の「心」が幸せだと思えていない。見方を変えたり周りの幸せを拾い集めても、やはり「幸せ」だと思えないのである。

だから、これからは、自分の「心」に素直に生きていきたい。