旅行が好きだ。夫婦や家族で行くのもいいが、一人旅も好きだ。

本ブログの第8回「海外にしばらく住んでみる①」で一人旅の話を書いた。

 

 

一人旅が好きになったきっかけは、同世代の方なら、うなずく方も多いと思うが、
沢木耕太郎「深夜特急」という1986年に刊行された紀行小説との出会いだ。


 

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、路線バスだけを使って一人旅をするという、沢木耕太郎自身の旅行体験に基づいて書かれた小説だ。
この小説は80年代と90年代における個人旅行ブームの一翼を担った。現在は新潮文庫から全6巻で販売されている。

この小説は後にテレビドラマ化され、主演を「大沢たかお」が演じている。
YouTubeでこのドラマを見ていたが、2002年にはDVD化されたため購入し何度も見ている。

この小説に刺激されて、香港の「重慶大厦」を訪れた人も多いであろう。当然、私もその一人だ。

これをきっかけに「ASIAN JAPANESE」の小林紀晴や「ゴーゴー・アジア」の蔵前仁一、「12万円で世界を歩く」の下川裕治など、さまざまな旅行小説を読みあさった。

いずれも面白かったが、やはり「深夜特急」最高だ!!

まぎれもなく、私の生き方に最も影響を与えた本の一つである。