ビジネスでは、独特の言葉遣い「ビジネス用語」で話すようにします。
これは、さまざまな用語をビジネス特有の形に言い換えて敬語とあわせて使うもので、こうした話し方をすることによって相手に対する敬意をかたちで表すことができます。
具体的には、下にいくつかの例を紹介しておきます。
社外の人に対してこういう言葉遣いをするのは当然ですが、社内でも、上司や先輩に対してはビジネス用語で話すのがルールです。
普段は「センパイ、俺さあ」と話しかけているような親しい人に対しても、いったん仕事が始まったら、意識的にビジネス用語を使って話しましょう。
プライベートと仕事では、言葉遣いを明確に分けた方がよいのです。
それをきっちりやっておかないと、仕事がだんだんルーズになっていきます。
お互いが友達感覚だと、「センパイ、遅れそうだから適当にごまかしておいて!」などといいやすくなり、ズルズルと公私の混同が常態化してしまうことが多いのです。
●ビジネス用語の言い換えの例
×僕・私(わたし) → ○私(わたくし)
×相手の会社 → ○御社・貴社
×自分の会社 → ○弊社・当社
×誰ですか? → ○どちら様でしょうか?
×何の用ですか? → ○どのようなご用件でしょうか?
×どっちにしますか? → ○どちらになさいますか?
×ちょっと待ってください → ○少々お待ちください
×忙しい → ○手がふさがっている
×もし、ひまなら → ○もし、お手すきでしたら
×一緒に行く → ○お供する
×いま、行きます → ○ただいま、参ります
×伝言を頼めますか? → ○お言づけをお願いできますか?
×また来て下さい → ○またお越しください