突発性難聴になってしまった!
と思い込んでいたので、別の耳鼻科医院で処方してもらったステロイド剤を服用しながら、何かほかに有効な手がないかと探してみました。
そして、見つけたのが「音楽療法」です。
突発性難聴の治療法というと、これまでは刺激を与えるのが良くないということで、入院して静かな暗い部屋で音や光の刺激を避けて療養するというのが定番だったそうです。
しかし、患者にステロイドなどの治療と並行して音楽を聴かせると効果があるという研究結果が発表されて、一部ではそれが取り入れられているということだったのです。
良いと言われる音楽のジャンルはクラッシック。それもピアノとかバイオリンなど弦楽器の複雑に音が重なり合うような曲が良いとか。
それで、藁にも縋る思いで、毎日聞き始めたのが、モーツアルトの「ディヴェルティメント」。
正確には...「弦楽四重奏のためのディヴェルティメントニ長調 K.136」という曲。
これです↓↓↓
聞き覚えがあるのではないでしょうか?
いかにも耳に適度な刺激があって良さそうではないですか。
「ディヴェルティメント」というのは器楽組曲です。深刻さや暗い雰囲気を避けた曲風だということです。日本語では「嬉遊曲」。何となく雰囲気がわかりますね(^^)
モーツァルトが、なんと16歳の時に作曲したという、元気になれそうな曲です。
十数分という長さも治療にはちょうどよい感じに思えました。
結局、その後の診断によって無駄な努力となってしまいましたが...(^^;
私にとっては、ある意味で思い出に残る曲になりました。
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