聴こえない音を測る ~検査入院~ | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

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2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
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手術のための入院まであと1週間となりました。

ゴールデンウィークの間にするつもりだった入院の準備もまだやっておらず、次の土日でなんとかします(^^;

とは言っても、2月の末から3月の初めにかけて4泊5日の検査入院をしているので、病院の様子もわかり、持って行くモノについてはある程度当たりがついています。

持って行くモノは基本的に必要最小限で良く、使うかもしれないと思ったものは大概結局使うことなく持ち帰ることになりました。どうしてもいるものは現地調達できますしね。

(女性の場合は事情が違うと思いますが...。)

 

昨年の12月の初めに大学病院で診察を受け、検査入院の連絡をもらったのは年も明けた今年1月の終わり頃です。

この2か月弱の間は精神的にホントに辛かったです。検査入院が決まる頃には気持ちも落ち着き、ようやくまともな生活ができるようになりました。

 

さて、入院中の検査ですが、よくこれだけ検査があるかと思うほどあります。CTやMRIは勿論ですが、肺活量、心電図、脳波、味覚、バランス感覚、聴力...。

何といってもメインイベントはアンギオ・グラフィー(Angiography)と呼ばれる脳血管造影検査です。 これは、足の付け根からカテーテルという長い管を頭のあたりまで血管の中に入れていき、血管内に造影剤を入れて調べるレントゲン検査です。経験されている方は、ああ、あれねとすぐにわかってもらえるはずです。

 

アンギオの話は始めると長くなってしまうので別の機会に回します。

今回はあまり話題に上らない「耳鳴り」の検査についてお話しします。

とにかくいろんな検査があり、特に耳鼻科の検査はたくさんあって、何をやったか正確に思い出すことも難しいのですが、印象に残ったものに普段悩まされている耳鳴りの検査がありました。

 

実際には音が鳴っていないのに音を感じてしまうのが耳鳴りです。つまり、「聴こえない音」を感じてしまうのです。これが一日中大音量で鳴り続けているわけですが、耳鳴りが聴こえない正常な人に、耳鳴りの何たるかを伝えるのは容易なことではありません。とても難しいのです。

この「耳鳴り」の検査では人工的に「本当は聴こえない音」を作り、被験者に自身が聞いている耳鳴りの「音」に近い音を選ばせたり、音量を測らせたりするわけです。

 

結果的に自分に聴こえている「耳鳴りの音」とピッタリ同じ音はなかったのですが(近い音を選んだ)、正常な人たちにも自分たちが感じている辛さを少しでも分かってもらえると良いなと思いました。

 

 

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