購入して以来、ずっとかけっぱなしで使っているくらい愛用しているケンタ系の「Archer IKON」ですが、そのジェフベックモデルになります。
好きすぎると何個も同じようなペダルを買うという気持ちが分かります。
2024年現在、通常のArcherやArcherIKONが定価40,000円程度、JeffArcherが定価56,000円程度と、一つ上の高級モデルだったのですが、突如、JeffArcherがアウトレットとして30,000円を切る値段で売られるという祭りが発生し、一部で話題になりました。
試してみたかったエフェクター好きや転売ヤーが一斉に売りに出しているため中古市場も30,000~40,000円の幅で大荒れです。
ArcherIKONに何の不満もないのですが、ジェフベックも好きだし、気になっていたモデルであったので祭りに乗っかって買ってしまいました。
Archerの中でも最高級モデルとして、完全上位互換というレビューもあったり、一番ゲインがあるというレビューもあったりするこのJeffArcher。
手持ちのIKONと比べると元気のある感じ、ハリのある感じがあります。IKONの方がまとまりがあって使いやすい感じ。
完全上位互換ではなく、好みの問題だなと思いました。
ノーマルArcherをベースにされているようで、そちらと比較すると上位互換なのかもしれません。
ガッツリしたロックな音作りを目指すときや、ゲインを上げて他の歪みと混ぜるときなんかはこちらの方が気持ち良い音作りを目指せそうな印象はあります。
単品でオーバードライブとして使う際も、こちらに分があるような気がします。
私のようにゲインを最小にしてプリアンプ的に挟んでいる使い方だと、(私の耳には)限りなく誤差に近い差かもしれません。
見た目はノーマルArcherっぽいシルバーでノブが黒なのが特徴ですね。
裏のパネルにはブランド創始者のサインとシリアルが書かれています。
高級だしシグニチャーモデルだし、ジェフベックのサインだと思っている人もいるようですが、違います。
愛着もあって使いやすいIKONにするか、ジェフベックリスペクトも込めてJeffArherにするか、悩ましいです。
縁の下の力持ち的なペダルが増えすぎてカオスになっているので整理したいですね・・・。
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ちなみに、何故こんなに安売りされたのかはよく分かっていません。
いずれも2020年8月末~9月上旬の日付が入っているので、そのあたりに作られたモデルが過剰在庫になってしまったようです。
単純に高すぎて売れなかったのかもしれませんし、コロナ禍や円安の影響もあったのかもしれません。
価格が高いだけがネックのペダルだったとはいえ、通常のモデルより安くなってしまうのはどうなの感はあります。
ともあれ、楽器界隈は謎の急激な値崩れが起きることがあるので、気になっている機材は見逃さないようにしたいという教訓を得ました。