フェイザーはマルチで十分、と思っていたのですが、買ってしまいました。
フェイザーというと、シュワシュワしたモジュレーションで、所謂「飛び道具」的エフェクトの一つという認識でした。
しかし、色んなエフェクターボードの画像を見ていると、このPhase90が組み込まれている率が非常に高いことが気になってきました。
ボードにフェイザーを入れている人のうち、8割くらいがこのPhase90という圧倒的なシェアだと思います。
なぜか競合が発売されない割に、ボードには組み込まれがち。そんな謎のエフェクターがフェイザーです。
エディ・ヴァン・ヘイレンやジョン・フルシアンテといった音作りの見本とされているギタリストが使っているので定番化しているというのは分かるのですが、それだけではない使い勝手の良さがあるはず。
主観ですが、シュワシュワサウンドを一軍のボードに組み込むレベルで使いたいとは思えず、飛び道具以外の万人向けの使い道があるはずと思い、試してみようと思ったことが購入の動機です。
実際使ってみると、まぁイメージ通りのフェイザーです。
ツマミを下げ目にしてもモジュレーション感が残ります。
カッティングではワウを踏みながらのカッティングに少し似ている気がしてきました。
ソロやアルペジオでは、コーラスを深めにかけたサウンドに似ている気がしました。
飛び道具的なシュワシュワサウンド以外にもフェイザーは使われており、ワウやコーラスと誤認していた可能性がありますね・・・。
違いをしっかり把握して効果的に使いこなせるようにしてみたいものです。
良くも悪くもツマミが1個しかないので、「ほんのりかかっているくらいで薄っすらかけ続ける」みたいな運用は難しいと思います。
かける時はしっかり意識を持ってONにする必要があるペダルですね。
2024年1月現在、新品だと14,000円くらい、中古だと7,000~10,000円くらいが相場です。
微調整の効かない飛び道具と捉えると割高な気もしますが、数多くのギタリストの足元で一軍レベルに君臨している意味を考えて勉強していきたいと思います。
微調整が効きそうなPhase95やPhase100といったモデルでも良かったかなと思いますが、まずは圧倒的な王道はこちらですね。