■選曲について
MALICE MIZERを知ったキッカケの曲であり、一番好きな曲です。
渋いギターしか入っていないのではと思いながらもそのパートだけでも弾こうという気持ちでいました。
スコアを見たところ、ギター譜にバイオリンパートが書かれていて、DVDを見たところkoziさんが普通にバイオリンパートを弾いていたので衝撃を受けて弾いてみようという気持ちが高まった次第です。
単純に好きな曲なのでmana様パートだけでも弾いてみようというつもりでしたが、結果的に「バイオリンパートを弾いて変わったことをしている動画」に趣旨が変わることになると思いますが、仕方ないですね。
飛び道具的なエフェクトを駆使した音作りが苦手でそんなに好きでもないのですが、しれっとトリッキーなプレイもできるギタリストには憧れるので頑張った次第です。
コピーバンドで演奏するのであれば、マルチエフェクターにSlowGear系が入っているかギターシンセを使えるならチャレンジしても良いかもしれませんが、普通にキーボードでストリングスを入れてもらうのが良いと思います。
■演奏について
★Köziパート
バイオリンパートになります。
スコアにはバイオリン譜が別にあるのですが、実際原曲でもギターとバイオリン両方入っているのか、ライブ版のみギターで弾いているのかは謎です。
ボリュームノブやペダルで再現できるレベルを超えているメロディーなので、バイオリン奏法に特化したSlowGearのエフェクターをGT-1から呼び出しています。
当然ながら使ったことのないエフェクトです。
タメを大きくするほどバイオリンらしさが出ますが、早いパッセージに耐えられないので、反応を早めになるようにセッティング。
軽めのオーバードライブでバイオリンっぽい歪み感をちょい足ししつつ、バイオリンらしいキンキン感を耳障りにならない程度にトーンを操作しつつ、そしてコーラスとディレイでフワッとした空気感を出し、という形です。
そしてメインのバイオリンはオクターブ上なのでピッチシフターでオクターブを上げています。(オクターブで本物のバイオリンとハモっているのかもしれませんが、よく分からないので。。。)
ギター自体はキンキンしすぎないようにハムのフロントPUが良さそうでした。トーンを下げ目でも試したのですが、エッジ感が薄くなったので普通にフルテンです。
コーラスを2つ繋げてみたり、ビブラートやトレモロを挟んでみたり、歪みを抜いてみたり替えてみたり、ピッチシフターもマルチのものとコンパクトを比べてみたり、普段の8倍くらい音作りに時間を費やし、やれることはやった結果がこれです。
労力は半端ないですが、原曲通りになるわけではないので徒労感もありつつ頑張りました。
発売時から相当聞き込んでいるので熟知している曲とはいえ、全編ソロパートみたいなものなので普通に演奏自体も大変でした。
SlowGearとピッチシフターの妙な揺れ感でバイオリンのビブラート感が出ている気がしたので、敢えてビブラートはかけずに演奏しています。
ピッキングと発音の間に若干ラグがあるので、気持ち早めにピッキングしています。
動画はよく分からないので発音にピッキングを合わせて編集しているので厳密にはラグっている状態になりますし、音色も相まって本当に弾いているのか分からない動画になったと思います。
弾き終えてから答え合わせの意味も込めて、調べてみましたがギターシンセで弾いているというのが正解のようですね。
ギターシンセはマルチには入っていないし、絶対単体で買うことがないエフェクターなのでベストは尽くしたと思います。
音作りメモ
全部:CAE3+Clean +GT-1(SlowGear) + PS-6(オクターブ上) + ArcherIKON + MorningGlory(赤) + CE-5 + CarbonCopy(Mod有) + PBReverb
★manaパート
いわゆる普通のギターパートです。
イントロはアルペジオ、Bメロ、サビはコード弾きです。
イントロとBメロは「Chorus」、サビは「Distortion」と書いています。
イントロとBメロのコーラスの感じがどうも違うので、コーラスは2種類使い分けています。
サビはディストーションでもない気がしたので、オーバードライブを後ろに引っ込んだ感じの音色で入れました。
音作りメモ
イントロ:CAE3+Clean + ArcherIKON + HoneyBeeOD + CH-1 + PBReverb
Bメロ:CAE3+Clean + ArcherIKON + HoneyBeeOD + CE-5 + PBReverb
サビ:CAE3+Clean LYComp + ArcherIKON + SHOD+ PBReverb
■使用ギター選定について
koziパートはたまたま前回の曲からピッチシフターと繋いでいたレスポールで音作りに入り、そのままの流れで使うことにしました。
manaパートは前回に引き続きテレキャスです。シングルコイルを使いたかったのと、一番派手な色なので。
■使用ピック選定について
アマビエピックのHEAVYです。