舌の根も乾かぬうちにディストーションが増えてしまいました。
こちらはRAT系のディストーションになります。
定番のRAT2は昔、サークルの先輩に借りて弾いたことがあり、ME-50の中のモデリングでも触ったことはあったのですが、当時はピンときませんでした。
ファズっぽさを活かせなかったのだと思います。
しかし、たまたまGT-1の中のRATモデリングを触った際に「かなり良いな・・・」と感じてしまい、定番として必要なのではと思うようになりました。
普通のRATの中古でも良かったのですが、複数のRATモデルがオールインワンになったこのPACKRATが気になって並行して探していたところ、たまたま良いタイミングで見つかったこちらを買ってしまいました。
PROCOオリジナルの各年代のRAT、各社から出ているRAT風ペダル、JHSによるモディファイ版RATの全9種類から選べるようになっています。
JHSはこれ以外にもTS系をオールインワンにしたペダル等、同系統全部入りのペダルがあって面白いですね。
同じRAT系なので微妙な差かと思いきや、全然違う音色です。
本家に準じて、モデルによってフィルターノブの効き方(回す方向)の左右が異なるのも面白いです。
なので、モデルを切り替えて遊ぶというより、モデルを定めてから音作りする感じが正しい使い方です。
ともあれディストーションが9つ増えたという感覚で、音作りの幅が広がったと言えます。
どれも一癖あるタイプの歪みなので、汎用的に一軍として活躍するかというとそうでもないように思いますが、ハマる曲もありそうであることも確か。
歪み選びの選択肢が増えていることは良いことです(沼の発想)。
ちなみに一番汎用的に普及しているRAT2はこの中には入っていません。
他のオールインワン系もそうなのですが、ビンテージとされているモデルやレアモデルを軸にモデリングしているようです。
一般的なモデルで構成してほしさもあるものの、それだとあまりコスパが良くないのかもしれませんね。
一番使いやすいと思って愛用しているのがWHITE RATモデルなのですが、よくよく調べてみるとそれが現行のRAT2に近いもののようです。
いわゆる普通のRATとしては「OD」もしくは「WHT」がそれに当たるようです。