アコギ探しの旅が終わりました。(多分)
アコギをガンガン弾ける環境が整い、グレードの高いアコギが欲しいという気持ちが高まったことから手にしてしまいました。
もっと良いアコギを・・・ということで、候補を考えました。
・Gibson
今までも弾いていて、音色としては明らかに好みです。
なのですが、もっと柔らかいマイルドな音色にも振れる方が良いという気持ちもあって候補から外しました。
上位となるとJ-45が大本命だし、憧れではあります。
が、使っていたJ-15と同様、時間経過とともにピックガードが剥がれるという仕様があるようで、それもなぁ・・・というのが外した理由の一つ。
・Martin
D-28はアコギのスタンダードとして持っておいた方が良いのだろうかと候補にはなりました。
が、引くくらい高いので外しました。
廉価版も多数出ていますが、D-28以外にすると同じ道を歩みそう(上位モデルが欲しくなる)ということで除外しました。
見た目も地味という点もあります。
・Taylor
廉価版の200シリーズは持っていたのですが、弦高がイマイチだったということで敬遠してしまいました。
まぁ、メンテナンスがしやすいギターだと思うので、購入時にちゃんとセットアップしてもらえれば問題ないとは思うのですが。
あとはJ-45やD-28的な立ち位置の型がよく分からなかったというのもあります。
300番台が一番定番なのですが、それでも相当高級で、それ以上の価格帯もゴロゴロあるというので、際限がない感じがしました。
質感はかなり好きなんですが・・・
・Takamine
国産でエレアコ界の雄と言えばTakamineです。
プリアンプが充実していて見た目も良いものが多かったのですが、モデルが多すぎてよく分からなくなってきたので保留しました。
エレアコとしてというより、生音メイン(でもエレアコも出来る)というポジションが良かったというのもあります。
・YAMAHA
最近は機材関連がYAMAHA推しになっています。
Lシリーズがフラッグシップとして良いラインのようで、質も良さそうですが如何せん見た目が地味という点で外しました。
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と、探している中でやはり「アコギも見た目が大事」ということが気付きました。
アコギ界隈ではエレキよりも真面目なデザインが多く、それはそれで飽きが来ないので良いのですが、唯一無二感がある方が個人的にときめくので、そういったデザインから選んだ方が良いと思うようになりました。
(将来的に「飽きがこないデザインの方がいい」と思うようにならないことを願うばかり)
そこで選んだのがHeadwayです。
momoseのテレキャスが相当良かったというのもあり、デザイン性も高いギターを作っているディバイザーは好きです。
Headwayと言えば、桜ギターです。
色々なモデルが出ており、どれも見た目が素晴らしいのですが、ピックガードが「桜ギターです」という感じになってしまいがちなのと、女子が持った方が映えそうという点で避けるようにしました。
フラッグシップモデルであるHD-115は飽きの来ないタイプのトラディショナルなモデルなので保留にしました。
J-tuneupシリーズもエレアコとして良かったり、ヘッドの模様が綺麗というのもありましたが、上位モデルを選びたいという基準から除外しました。
そんなわけで、グッと来たのが2021年モデルのHD-531です。
遠目から見ると桜ギターよりはシンプルに見え、よく見ると相当凝ったデザインという点がポイントで一目惚れでした。
ネックもエクストラスリムUタイプで、驚くほど弾きやすいです。
エクストラスリムのVタイプの別モデルも試したのですが、そちらの方が握り込みやすく、スタイル的には合っている気もしましたが、スタンダードなUの方が良いかなと思いました。
ローズのサイドバックとマホガニーネックという王道なスペックで、バックの一部に桜が挟まれているのが見た目的にもGoodでした。
音色もGibsonとは違いますが、優等生で落ち着いた感じで求めていた感じに近いです。
国産で頑丈という点も大きいです。
長く使える楽器をというコンセプトがあって、塗装もウレタンで堅牢な作りになっているのは良いと思います。
Gibsonは本当に扱いに気を使ったので・・・
(年齢を重ねてラッカー塗装信者になってしまわないことを願います)
肝心のピックアップが付いていないという点が最終的な難点でした。
もう生アコギでも良いと思ったのですが、何かとあった方が良いということで後付けしました。
Headwayの上級モデルは、生で弾いてほしいという意味も込めて敢えてエレアコはあまり作っていないようなのですが、一応このモデルは電池ケースだけは内蔵されていたりするので、エレアコ化してもいいんだろうと思い、購入後即PUを付けました。
レコーディング時に奥行きを出すためにエレアコ音も同時に入れていたりするのと、急にライブに呼ばれたときにエレアコじゃないと困るというのと、PUがないとずっとモヤモヤしそうというのが理由。
とは言え、当分はライブで弾くことはなく、基本は家で生で弾くでしょうし、HeadwayのATBシリーズという上位ラインという満足感と弾きやすさ、映える見た目ということで満足の一本となりました。
デザインはオオムラサキという蝶がモチーフで、生活様式のポジティブな変化を願ってというモデル。そのコンセプトに共感したというのもあります。
なお、2022年モデルはライチョウがモチーフになっており、ネックもExスリムVになっていたりサイドバックが和材だったり仕様が異なります。
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ピックアップはL.R.BaggsのLYRICです。
本当はエレアコ感満載のピエゾタイプで良いと思っていたのですが、店員さんにあまりお勧めされず、代わりに薦められたのがこちらでした。
同メーカーのANTHEMがピエゾとマイクのデュアルピックアップで、人気はナンバーワンらしいのですが、それは在庫切れでした。
ANTHEMのマイク部分を抜き出して改良したのがLYRICのようです。
実際、マイクと言うだけあって、生音と何も変わりません。本当に驚きです。
ピエゾ感のあるエレアコしか持っていなかったので世界が変わりましたね。
店員さん曰く、ハウリングは少ないということでしたが、ハウリングが欠点というレビューもちらほらあります。
バンドだと生音っぽいゆえに埋もれやすいという話もあります。
そこらへんに多少の不安を抱えつつも、一番良い選択になったと思っています。