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病理検査の結果を確認し、私はとある総合病院へ向かいました。
認知症の人や精神疾患のある人が急性期の病気になった時に、治療が受けられるような体制を取っているとネットなどで情報を得たからです。

病理検査を受けた病院では、全摘出手術にしても膀胱内のガン細胞を少しずつ複数回の手術で取り除く方法を取るにしても、入院の際には家族の付き添いがないと受け入れはできないと言われてしまいました。

病理検査で入院期間中、私と一緒に母も付き添いをしましたが、途中で体調を崩してしまいました。
母の体調や精神的・体力的な負担もそうですし、私も仕事をたびたび休むわけにもいきませんから、家族の付き添いが前提の病院では無理だと思ったのです。

そして、期待が半分と不安が半分な気持ちで、次なる病院へ向かったわけです。

まずは医療相談室で話を聞き、認知症の人の場合は精神科と疾患の治療を担当する科が連携して治療に当たること、手術の前後など特定の期間は家族の付き添いを打診するかもしれないが、基本的には完全看護であること、一般病棟に入院の際も認知症であることに配慮することなど説明を受けました。

私の気持ちは決まりました。
この病院にしようと。



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ようやく認知症の人を受け入れてくれそうな病院の情報に辿りつき、母も私も先の希望が見えてきたように思い、病理検査の結果を確認した上で、その病院を受診しようと決めました。

病理検査の結果、治療方法として提示されたのは
①膀胱の全摘出手術
②膀胱内のガン細胞を少しずつ複数回の手術で取り除く
③放射線及び抗がん剤治療
④何もしない
以上の4つです。

しかし、膀胱の全摘出はその後のパウチ(尿をためる袋)の管理が必要であり、母の介護負担が増えることは容易に予想がつきます。

もちろん、医師から通常であればこの方法が良いと思うが、認知症であるため、その後のケアや介護負担、将来施設などに入所することなど、様々なことも合わせて考えるとベストと言えるかはわからないと言われました。

膀胱内のガン細胞を少しずつ取り除く方法も、病理検査の後の父の様子をみるとおすすめはできないと医師から言われ、放射線や抗がん剤治療も、父の場合はがんの大きさや、地元に泌尿器科がなく隣の市まで通うのも困難。

残る選択肢は「なにもしない」

話が一通り終わった後、医師に紹介状を書いてくれるよう依頼し、その足で最後の砦になるであろう病院の医療相談室を訪ねることにしたのです。






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病理検査をした病院は、医師も看護師さんも優しくて対応も良いのですが、残念ながら認知症の人に対する受け入れ体制は整っていませんでした。

家族の付き添いがないと、わずかな日数の入院でさえ受け入れが難しいのが現実なのです。
これが長期間にわたる入院となったらどうなるのでしょう。
家族にも体調であったり仕事であったり、それぞれに事情を抱えています。
ずっと付きっきりでいられないこともあります。

認知症の人も家族も安心して治療を受けられるような環境が必要である反面、医療と福祉の連携は簡単なものではないということを実感しました。

認知症の人を受け入れてくれる病院はないのか、私は再びネット検索をし直接病院にも確認の電話をし、時間を費やした結果、ある病院の情報に辿りつきました。

その瞬間、少しだけ光が見えた気がしました。