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母の体調のことも話した上で、手術後のパウチ(尿をためる袋)のケアが負担であり不安であり心配なのだと伝えたのに、医師から言われた「介護は奥さんと訪問介護にやってもらえばいいじゃないですか」という言葉に、私は愕然としました。
精神科の医師と違い、泌尿器科の医師は認知症をまず理解していない。
認知症の介護がたいへんであることも理解していない。
専門外と言われればそれまでですが、高齢化がどんどん進んでいる状況を考えると、医療に関わっている人にはやはりそれを理解してもらいたいものだと感じました。
私が何度も母の介護負担が増えることを言うと、医師はさらにこう言いました。
「パウチの管理はそう長く続くわけではないですから」
長く続くわけではない。
言いかえるなら、父の命の終わりが見えているということ。
そこで医師に尋ねてみました。
あくまでも見立てでいいので、余命がどのくらいなのか教えてほしいと。
答えは「1年か2年、5年生きたいと言われたとしてもそれは無理な相談です」
これまでの状況から考えて、私はある意味納得しました。
しかし、思ってもいなかった余命宣告に戸惑いを感じたのも事実です。
終わりが見えているからといって、母に我慢させて無理をさせて介護負担を増やすのは違うとも思ったのです。