被害者参加制度とは | 池袋暴走事故 遺族のブログ

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平成31年4月19日、池袋において発生した交通事故。10人が重軽傷を負い、私の最愛の妻と娘の尊い命が奪われました。
再発防止について活動して行きます。
何卒よろしくお願いいたします。

こんにちは。
東池袋自動車暴走事故遺族の松永です。

会見でも述べましたが、私は【被害者参加制度】という制度を使って、刑事裁判に参加します。

・被害者参加制度とは?

2008年から導入された制度です。
一定の重大な事件の被害者や遺族などは、裁判への出席、証人尋問、被告人質問、論告などを行えます。

私も驚いたのですが、2008年までは刑事裁判は遺族は部外者でした。
遺族は指をくわえて、外から裁判を見ているしか選択肢がありませんでした。
「気がついたら裁判が終わっていた」ということもあったそうです。

しかしこの制度によって、当事者として参加できるようになりました。
もちろん、参加するしないは被害者、遺族の自由です。しかし、後悔しないような選択肢が与えられるようになりました。

恥ずかしながら、私もこの立場になるまで知りませんでした。
皆様が事件事故に巻き込まれないことが一番ですが、仮に皆さまがその立場になってしまったとき。頭の片隅にでもこの事を覚えておいてくださればと思います。

今回リブログさせていただくのは、私が所属している遺族の会である「あいの会」代表 小沢樹里さんのブログです。

小沢代表の義父義母である、小沢義政さんと小沢雅江さんは、56歳という若さで、飲酒運転による無謀運転の犠牲となりました。

代表が被害者参加制度について言及されていましたので、ぜひ皆様に知っていただければと思い、リブログさせていただきました。