こんばんは。松永です。
いつもブログをご覧くださり、誠にありがとうございます。
先日18日、東京都日野市にある「いのちのミュージアム」に行ってきました。
いのちのミュージアム
・いのちのミュージアムとは
メッセンジャーを通じて、事件事故の現実や、被害者遺族の置かれた現状を伝え、生命の尊厳や思いやりの大切さを教えてくれるミュージアムです。
有志の交通事故遺族の方々が、廃校となった小学校の校舎を利用して10年前にスタートしたミュージアムです。
・メッセンジャーとは
事故、事件で命を奪われた被害者の顔写真と、事故、事件の詳細、遺族の方の思い、ご本人の靴が添えられた人型のパネルがメッセンジャーです。
小沢義政さんと小沢雅江さんは、56歳という若さで、飲酒運転による無謀運転の犠牲となりました。
・なぜ、いのちのミュージアムに行こうと思ったのか
今までブログや取材で、「真菜と莉子の命、全ての交通事故被害者の命を無駄にしない為に、交通事故抑止の活動をする」と言い、実際に活動してきました。
しかし、ふとした瞬間に「私は今までの被害者の何を知っているのだろう」と思うようになりました。
交通事故だけで年間約3500人もの死亡者。自分自身が、「数字」以外何も知らないことに気がつきました。
犠牲者の命を無駄にしないと言うからには、その人たちの人柄、無念、想いを少しでも知りたいと思うようになりました。
そこであいの会の中村さんを通じ、いのちのミュージアム様にお願いしたところ、快諾してくださいました。
・生命 いのち
この写真に映るパネル全てがメッセンジャーです。
一人一人のメッセンジャーが、静かに語りかけてきます。
(ご遺族にブログに載せることをご了承いただきました。)
しかし、この子を含め、メッセンジャー達は今も生き続けていると思います。
遺族の方々の心の中で生き続けている。それと同時に、私たちに対し、命の大切さや交通事故の現実を語りかけ続けている。だから生き続けていると感じます。
帰り道、色々なことを考えました。
この経験で、一人一人の被害者に大切な命や人生があったことが痛いほど分かりました。
この重い現実を知った上で、「この方々の命を無駄にしない」ということを、私が口にしていいのだろうか。と正直弱気になりました。
しかし、知ることが出来たからこそ「やはり無駄にしたくない」と強く思いました。
やはり私は、誰にも交通事故犠牲者になって欲しくない。もうこんな辛い思いをする遺族も出て欲しくないと改めて思いました。
その為に私に出来ることを、できる範囲で続けていこうと思います。
いのちのミュージアム関係者の方々、貴重な体験をさせてくださり、本当にありがとうございました。
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