でも既存の200V20Aの配線さえ基準の2ミリより細い1.6mm線を使ってるはアース線は無いしとデタラメの配線をしてあったくらいなので念のため配電盤のアースの接地抵抗を測ってみることにしました。
配電盤の接地線(白線)と
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/ad/86/j/o0480064014652494110.jpg?caw=800)
アース線(緑線)の間の接地抵抗を簡易接地抵抗計を使って計測します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/a5/af/j/o0480064014652494145.jpg?caw=800)
すると59.8Ωでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/41/07/j/o0480064014652494557.jpg?caw=800)
200V30AであればD種なので接地抵抗は100Ω以下であればOKなのですがそれでも少し数値が高いです。できれば40Ωくらいは欲しいです。
そこで床下に潜ってアースがどうなっているか確認してみるとなんと土に埋まっていなくてはいけないアース棒が地表にほとんど出ているのを発見しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/30/a3/j/o0640048014652505447.jpg?caw=800)
さらにアース棒の表面の銅が腐食しています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/e7/e5/j/o0640048014652507125.jpg?caw=800)
アース棒は先の10センチほどだけ土に刺さっていただけで簡単に抜けてしまいました。
さらにアース棒とアース線をつないでいる銅線が数本断線しています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/c4/5e/j/o0640048014652506974.jpg?caw=800)
接地抵抗の数値が高いのはこれが原因です。
そこで既存のアース棒に新しいアース棒を追加して2本にすることにしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/76/5a/j/o0640048014652510146.jpg?caw=800)
アース棒の先端は尖っていて土に刺さりやすくなっています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/9e/eb/j/o0640048014652510329.jpg?caw=800)
アース棒にアース線をつなぐ銅線です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/19/75/j/o0640048014652510294.jpg?caw=800)
既存のアース棒を差し直した横に新しいアース棒を10センチほど離して差します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/e7/31/j/o0640048014652514554.jpg?caw=800)
2本のアース棒とアース線を圧着します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/8f/e4/j/o0640048014652515675.jpg?caw=800)
これでアースの接地抵抗を測ってみると38.5Ωになりました。これならOKですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191129/01/ma-kun-no-heya/b6/26/j/o0640048014652513855.jpg?caw=800)
30年前に新築したときの電気工事がお粗末でおどろきました。
自分が電気工事士の資格をとっておいてほんとに良かったです。