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炎症による腰痛は、一般的な腰痛とは異なる特徴を持つ場合があります。
炎症性腰痛の特徴
- 年齢: 比較的若い年齢(40歳以下)で発症することが多いです。
- 発症: 徐々に痛みが強くなることが多いです。
- 時間: 朝のこわばりが30分以上続くことがあります。
- 活動: 安静にしていると痛みが強くなり、運動や活動によって改善することが多いです。
- 夜間の痛み: 夜中に痛みで目が覚めることがあります。
- 痛む場所: 腰だけでなく、お尻や太ももの裏側まで痛むことがあります。左右交互に痛むこともあります。
- 他の症状: 関節の痛みや腫れ、目の炎症(ぶどう膜炎)、皮膚の症状(乾癬)、炎症性腸疾患などを伴うことがあります。
炎症性腰痛の原因
炎症性腰痛は、自己免疫疾患などの炎症性疾患が原因となっている可能性があります。代表的な疾患としては、以下のようなものがあります。
- 強直性脊椎炎: 脊椎の関節や靭帯に炎症が起こり、徐々に骨が癒合していく病気です。
- 関節症性乾癬: 皮膚の病気である乾癬に関節炎が合併する病気です。
- 反応性関節炎: 細菌感染などがきっかけで関節炎が起こる病気です。
- 炎症性腸疾患に伴う関節炎: クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患に伴って関節炎が起こることがあります。
診断と治療
炎症性腰痛が疑われる場合は、整形外科やリウマチ科を受診し、医師の診察を受けることが重要です。診断には、症状の問診、身体診察、血液検査、レントゲン検査、MRI検査などが行われることがあります。
治療は、痛みを和らげ、炎症を抑えることを目的として行われます。
- 薬物療法: 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、抗リウマチ薬、生物学的製剤などが用いられます。
- 運動療法: 適切な運動は、関節の可動性を維持し、痛みを軽減するのに役立ちます。理学療法士の指導のもとで行うことが望ましいです。
- 生活習慣の改善: 禁煙、バランスの取れた食事、適切な体重維持なども重要です。
自己判断せずに、医療機関を受診しましょう
炎症による腰痛は、放置すると症状が悪化する可能性があります。自己判断せずに、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしてください。