祭りである
牝馬の祭典優駿牝馬「Oaks」が
波乱の決着となったが
本当の競馬の祭典「Derby」ウィークが
今年もやってきた

日本ダービーといわれる
東京優駿

ゲートインできるのは
僅かに18頭
しかも出走するだけで価値があるわけではない
優勝劣敗の勝負の世界

歴史に名を残すのは
やはり優勝したものだけが
手にする唯一無二の勲章

2008年に日本で生まれたサラブレッドは
7000頭あまり
単に最強馬という表現は
チョッとおかしいと思うが

しかし現時点での
3歳No,1としても異論は無いはず

祭りである
間に合った

母母ダイナカールは1983年のオークス馬であり
母エアグルーヴも1996年のオークス馬である

そして父ディープインパクトの
ファーストクロップ

エアグルーヴの産駒は
3歳クラシックから活躍する馬は少なく
初仔のアドマイヤグルーヴこそ
3歳三冠全て1番人気に推されるほどの
馬であったが(結果はスティルインラブに全敗)
その他の姉兄はほぼクラシックに間に合っていない

そしてクルヴェイグ自身も春は
到底間に合わないと
思われた・・・
しかしオークスの2週前
500万下の矢車賞で
力強い走りを魅せて
オークス出走権をもぎ取った

もちろん優先出走権ではない
しかし今年は2勝馬にも
無抽選でのゲートインが
約束されている

期待は弥が上にも高まる
母のライバル、ビワハイジが
次々と名馬を世に送り出している今
母としての勲章を

そして3代連続オークス制覇の偉業は
産駒が年1頭しか許されない
牝馬であるが故の狭き道

その奇跡の瞬間が
訪れる可能性を迎えた

まずはゲートインできることに喜ぶが
もし叶うなら
勝利の女神が
クルヴェイグに微笑むことを
期待する
昨年のNHKマイルカップで
3歳馬ながら脅威のレコード1分31秒4を
たたき出したダノンシャンティの現役引退が決まった

NHKマイルカップといえば
第1回のタイキフォーチュンが
3歳馬で32秒台のタイムを出し
競馬ファンを驚愕させた15年前が
一番思い出深いが
その衝撃のさらに上を行く
昨年の快走にびっくりを通り越して
あきれてしまったものだ

しかしその脚は
父フジキセキと同じガラスの脚だった
早すぎる引退は物足りなさも感じずには
いられないが
種牡馬としての第二の馬生を
無事に歩んでもらいたい
先日初子の誕生ニュースが伝わってきたばかりの
ウオッカに新たな勲章が贈られた
それは2008年のディープインパクトから
3年ぶりのとなる顕彰馬の選出
牝馬としてはあのラモーヌ以来24年ぶり
JRA史上初の牝馬7冠馬
ウオッカである

シーザスターズとの産駒の行く末も
楽しみいっぱいであるが
彼女自身の勲章が増えたことに
まずは「おめでとう」の言葉を贈りたい

現行の選考基準である
75%以上を得票することが適わず
ここ数年半数以上の得票数を得ながら
未だ選出にいたっていない
エルコンドルパサーに比べ
選考対象となった年にいきなり選出された
ウオッカに
もっているものを感じずにはいられない
春の天皇賞のCMに登場している
メジロマックイーン
菊花賞制覇を皮切りに
春の天皇賞連覇
3連覇はあのライスシャワーに惜敗したが
名ステイヤーであった

そしてメジロといえば
メジロラモーヌとアルダンの姉弟
G1競争の勝利こそ叶わなかったが
日本ダービーと秋の天皇賞で2着惜敗
このaldanのメジロアルダン
そしてその姉
史上初めての牝馬の4歳(現表記では3歳)3冠を
成し遂げたメジロラモーヌ

マックイーンはメジロ牧場の生産馬では無いが
同期にメジロライアンがいる
マックイーンが遅れてきた英雄ならば
ライアンはクラシックの王道路線の
主役を演じてきたエリート

菊花賞で合間見えるときを迎えるが
ライアンはホワイトストーンと共に
単枠指定の人気馬
かたやマックイーンはデビュー3年目の内田浩一騎手を鞍上に
ひっそりとゲートインする

のちに強いばかりで面白みの無い馬とまで言われることとなる
メジロマックイーンの初G1競争制覇の瞬間は
意外と泥臭く
そして前走で騎乗ミスのため惜敗したとして
責任を取らされても不思議の無いところで
内田騎手の生涯唯一のG1勝利のお膳立てをした北野ミヤさんの
温情采配にも熱くなるものを感じる

そしてアサマからティターンと
2代続いた天皇賞制覇を
3代続けるという宿命を担って
翌年の春の天皇賞に出走する
鞍上には平成の盾男として
売り出し中の武豊を迎えて

北野豊吉の宿願
天皇賞の3代制覇
菊花賞でのライバル
ホワイトストーンにメジロライアンと
5歳3強の争いとされたが
人気ではマックイーンの1強
レースもマックイーンが危なげなく
勝利する
こうして
超一流馬の仲間入りを果たすが
秋は不運も重なり未勝利

そして翌年の春の天皇賞では
前年のクラシック2冠馬
トウカイテイオーと激突する

こちらも父ルドルフの産駒成績を占う中で
関係者の期待を一心に背負い
骨折により菊花賞には
出走すら適わなかったが
巻き返しを図る
トウカイテイオー

しかしライアン同様エリートである
トウカイテイオーを
野武士マックイーンは
敢然と迎え撃つ
結果は春の天皇賞連覇を飾り
トウカイテイオーは
掲示板にのるのがやっとという結果
2強対決の明暗はくっきりとついた

4代連続の期待は
ホクトスルタンに受け継がれたが
未だに適ってはいない
今は亡きマックイーンに
吉報が届けられるのは
はたしていつなのか
いや適うときが来るのだろうか
残り時間はもう少ない・・・

皐月賞を快勝したオルフェーヴルの母父が
メジロマックイーン
その兄ドリームジャーニーと共に
せめてその血を天皇賞制覇に
繋げてもらうことはできないか

ドリームジャーニーは
2008年の秋天でウオッカの10着
2009年の春天でマイネルキッツの3着
2009年の秋天でカンパニーの6着
この年はグランプリ2冠も
続く昨年2010年は天皇賞に出走適わず
未勝利で終わってしまう
今年7歳馬となったジャーニーにラストチャンスは
訪れるのか
それとも弟オルフェーヴルが
これからの未来を
兄から引継ぎ切り開くのか

昭和の時代に一時代を築き
思い出深い名門牧場が
来月で解散する

栄枯盛衰
諸行無常の響きあり
しかし
牧場は解散しても
その血の樹形図はこれからも
広がり続けていくことだろう
メジロの血と精神よ永遠に
今日のほぼ日(by糸井重里)を読んで
このところ心にできたささくれを
エメリーボードで優しく擦られたように
すっと支えがとれたような気がした

被災地の方々は今なお
明日無き日々をすごされている
ことだろうし

東京でも朝に晩に余震が
おさまらない

コンビニの飲料水や食品
自販機にいたるまで
震災前の状態に
戻りきってはいない

節電のため
駅構内も会社の室内も
薄暗い場所が多い

夜道を歩けば
袖看板を消灯してる店舗も
少なくない

不安にならないといったら
嘘になる
しかし自らその気持ちを
増幅させてしまわないように
していこう

明るく振舞い
笑顔を見せよう

辛いと思うから辛いんだ
誰しも好き好むことであれば
多少の我慢はするじゃないか
タック&タカチシリーズも
この依存という作品が一つの集大成となる

前作スコッチゲームで
タカチの過去のトラウマを
掘り下げたが

今作品では
タックの過去の秘密が
解き明かされる

いつもの4人組みに
カノちゃん
ルルちゃん
ケーコたんの3人の美女を
加えて
白井教授宅でのバースデイバーティー

そのパーティーでは
いつものように
推理ディスカッションが
繰り広げられる
そして・・・

今回の語り手役は
羽迫由起子
通称ウサコ

パーティーを終えた
翌朝に彼女の目の前で
起きたこととは・・・

タックとその双子の兄「千治」
そしてその家族が
記憶の深層に閉じ込めた秘密

ウサコの前で感情も露に
一つずつそのベールを剥がしていく
タカチ

全ての霧が晴れた後
朝靄の中に消え行く
タックとタカチの行く末は…





依存 (幻冬舎文庫)/西澤 保彦

¥840
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今までのシリーズで
強引さの中にも
鋭い観察力と洞察力をもって
事件の真相を解明してきた
タックが
まるで木偶人形のように
うろたえてしまうさまを包み込み
そして優しくその呪縛から解放さんと
諸悪の根源に敢然と立ち向かう

二人の絆の強さを
目の当たりにして
ウサコはなぜか安堵の表情を浮かべる

ドラマ化望むww
見聞する人たちの不安を煽るニュース
真実を見極めるのは
まるで宝探しのようだ

しかし
生きていくために必要なことは
やらねばならない

311のあの日から2週間
不謹慎とか自粛とか
いい加減世間全体が
過敏になりすぎているような気もする

笑顔を魅せて
$aldanの独り言-えがお

みんながしかめっ面ばかりしてないで
明るい笑顔を見たいと思う

そしてみんなで笑顔を魅せられる日が
一日でも早く来る日を願う



ONE PIECE 57 (ジャンプコミックス)/尾田 栄一郎

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あれから1週間

ヤシマ作戦で電気を集め

ウエシマ作戦で物資を集める

そして本当に必要な元気を
日本中のみんなの
世界中のみんなの

元気を集めて
届けたい

両手を天に突き上げて
願おう
aldanの独り言-元気








天までとどけ

aldanの独り言