役者がそろった
第144回天皇賞秋

前哨戦に位置する
京都大賞典
毎日王冠
オールカマー
その全ての1番人気が勝ち
その勝ち馬がゲートインして来た

秋初戦の女王ブエナビスタも健在
同じく秋初戦の昨年のダービー馬
エイシンフラッシュ
そして昨年の秋天2着馬
ペルーサ
府中5連勝で初の戴冠を目指す
ダークシャドウ
仕上げ一息でも
健在振りを見せ付けたローズキングダムも
虎視眈々と爪を研ぐ
春のグランプリホース
アーネストリーは大外18番枠

逆に逃げ宣言は
最内1番枠を引き当てた
シルポート

レースはそのシルポートが
絶好のスタートから逃げる

最初のコーナーを回り
向正面をビュンビュン飛ばす
5ハロン通過は56秒5
2番手ビックウイークでも
57秒ほどの超ハイペース
早い・・・早すぎる

2頭を行かして折り合い
自分のペースを守りたい
アーネストリーも
大外からの位置取りまでに付いた行き脚は
抑えきることができない

位置取りとしては万全のはずだった
エイシンフラッシュも
これでは堪らない
最後の直線で一瞬先頭に立つも
外から一気に馬郡に飲み込まれる

この秋の天皇賞のJRAのCMが
スペシャルウイーク
昨年のダービー馬の復活になぞられ
そのスペシャルウイークを父に持つ
女王ブエナビスタから
勝利を奪い取るはずだった筋書きは
脆くも崩れた

勝ったのは
一番スムーズにレースを運んだ
トーセンジョーダン
鞍上N.ピンナは
短期免許での最終騎乗馬で
ついに日本のG1競争を制覇

レースのペースも
他の有力馬がもたついたことも
全てをひっくるめて
これがレース

紛れも無い
天皇賞馬
トーセンジョーダンの
誕生だ

勝ちタイムは
ウオッカのレースレコードで
コースレコードだった
57秒2を1秒1も上回る
1分56秒1

あまりの速さに
ダメージを心配するが
この後迎えるJCそして
有馬記念にも
元気な姿を魅せて欲しい

父ジャングルポケットにとっては
昨年春のジャガーメイルに続き
足掛け2年で2頭合わせて
天皇賞春秋勝利

10月も終わり
かつての秋のG1のスタートを告げた
クラシック最高峰のレースが終わった
11月
今年も残り2開催
まだまだドラマは
ここから
有馬記念という
今年最後にして最高のクライマックスまで
刮目して待つ
世の男たちは
相手が他人の人妻だろうと
アイドル歌手だろうと
赤の他人だろうと
目に入るその対象が
美しくあって欲しいと思うものだ

壇さん常盤さん
そんな奥さんが
玄関開けたら出迎えてくれたらなんて
儚い妄想を懐きたくなるものだ

20代30代に限らず
40になろうと50になろうと
心枯れるまでww

生アーモンドを食す
しかし
ローストしてチョコレートコーティング
でもしてあれば別だが
そうそう食べれません

カリフォルニア・アーモンド協会が
1月23日をアーモンドの日と制定しているらしい

アーモンド23粒
重さにして約28グラムで
ビタミンEを
成人女性が1日に摂取すべき目安量とれるとか

しかしいくら不足しがちだからといって
アーモンドだけで取ろうとしなくても

アーモンドミルクとして
飲むのはどうか
なにミルクといっても
牛乳ではなく
生アーモンドを水でミキサーにかけるだけ
豆乳のアーモンド版である

甘みをつけたければ
メープルシロップや蜂蜜
単純に砂糖でも

カルーアリキュールで
カルアミルク風とか

ゼラチンなどで固めれば
杏仁豆腐風のデザートにもなる

意外といけそうかもしれないww
秋である
今日も昼間は残暑厳しかったが・・・

中央競馬も中山競馬場に舞台を移し
秋のG1戦線に向けてのトライアルが
始まっている

ローズSには
桜花賞馬マルセリーナ
オークス馬エリンコート
そしてタイトルこそ無いが
ホエールキャプチャがゲートインを
予定している

勝負事にタラレバは禁句だが
レーヴディソールが
故障さえしなければと
ウオッカからブエナビスタへ
繋がれたバトンの継承を
受ける資格に死角は少なかったはずなのだが

もちろん未だ現役であり
間に合えばエリザベス女王杯に
出走してくるかもしれないが
果たしてあのレーヴディソールの走りを
再び魅せてくれるのか
期待と不安でいっぱいである

牡馬戦線は
もちろん翌週の神戸新聞杯から
始動予定の2冠馬オルフェーヴル
彼の3冠へのトライが焦点

G1戦が始まれば
師走まであっという間

今週こそ中山出撃を
さて・・・


秋である
ここ最近ではもっぱら西澤作品を読むことが多い

タック&タカチシリーズも
「依存」の後の「身代わり」が
満を持しての作品と期待されたわりに
少々薄っぺらく
タカチの豹変振りにも
チョッと違和感を感じて・・・


原発事故の傷跡が
水に始まり
牛そして米と
大きな不安を広げている

本来であれば
実りの秋
美味しい食材を
堪能する1年で最も
ワクワクする季節なのに

収穫
獲物を刈り取る

収穫祭
まつりごと

過疎化の進む農村、首尾木村
台風により大雨の降りしきる中で
この村の人々が惨い殺され方をする

殺人そのものを目の当たりにはしないが
伊吹省路達当時中学生の少年達にとって
悪夢の一夜となる

そしてその数年後
その事件を少しずつ紐解いていく

殺人犯に仕立てられたマイケルの身内が
その冤罪を晴らすべく
事件にメスをいれる
もはや形振りをも構わずに…

本当の犯人は誰なのか

西澤作品の伏線のはりかたは
実に緻密で無駄が無い
無駄が無いゆえのもどかしさもあるが

伊吹省路が
鷲尾嘉孝が
そして繭子が…

省路の母香代子の最後の台詞が
その魔性ぶりを現す

収穫祭〈上〉 (幻冬舎文庫)/西澤 保彦

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9月である
今日は残暑厳しい日だったけど
1日1日秋の足音が聞こえてくるのだろう

このところブログも放置だったけど
食欲の秋
読書の秋

競馬も今週末から中山に帰ってくる

気まぐれで買ったカメラを持って
この週末は競馬場にでも行ってみるか

読書も西澤作品を何冊か読んでいるので
それについても書いておきたいし

この週末は昨日買った
ばかスイーツ/べつやくれい

¥1,050
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良くも悪くも
西原風味たっぷりの
この本を楽しみたい


電気事業法27条における
経済産業省から押し付けられた
15%節電の期間が当初の22日から
今日9日に前倒しされて東京電力管轄も終わる

昨年の猛暑に比べると
それほどひどい猛暑ではなかった
今年なので
なんとか乗り切った

しかし原発問題は
未だ何の解決もなされていない

一個人ではどうすることも
できないのかもしれないが

だからといって
口を開けて待っていても
ダメだ

なにをしてくれるではなく
何ができるのか

がんばろう日本とは
他人事ではなく
自分達のことだと
改めて自分自身を奮い立たせよう

今日は何を食べようか
自分のおなか(とお財布)に問いかける

需要と供給のバランスによって決まる値段は
時に僕のような庶民を苦しめる
しかし負け惜しみといわれるだろうが
値段が高ければ満足するとは限らない

今は夏
夏には夏の食材を
旬の食材は
その持ち味を最大限に表現してくれる
季節外れの無駄に高いものを
ありがたがるのはエゴではないか
(貧乏人の僻みともいえるが)

自分が何を欲しているか
なかなか「これ」っと
思い当てることも難しい

しかし本当に欲しているものは
うまい

場末の食堂で食べる定食が
高級レストランで提供される
料理にも負けないこともある
(チョッと言いすぎ?ww)

ここに一軒の飲食店があるとしよう
店側はお客様に満足していただけるよう
献立を整える

店の主人はお客様との一期一会を
大切にしたいから
その思いをこめて馳走をふるまう

お客様の嗜好は正に十人十色
1組の中にも
時に相反する好みが存在する

ではそんなお客様たちに
満足していただくことは
不可能なのか

チェーンを結ぶお店には
どのお店にも同じ料理を提供する義務がある
しかし
そんなことは所詮不可能
同じ店の同じ料理も
今日と明日では
全く同じはずがないのだから

だったらいい意味で開き直っても
いいんじゃないか

馳走をふるまう
今日も我儘な
そして愛すべく輩が
暖簾をくぐる
嘘をつかない
 見栄を張らない
 自分にできないことを誤魔化さない
 見栄を張る
 自分にできないことがあることを隠す

 誤魔化さない
 謝るときは真摯な態度で
 誤魔化す
 やせ我慢も涼しい顔で

 プライドを持つ
 仕事に大きいも小さいもない
 千里の道も一歩から始まる
 プライドを捨てる
 肩書きは所詮この世の仮の約束事
 教えを請う、技術を盗む
 謙ることで見えてくる世界もある

嘆く前に一歩前へ
立ち止まっていないで
ホンの少しでもいい
勇気を出してみよう
6月末から30度を超え
7月早々に梅雨明けとは
今年の夏も暑くなりそう

熱中症患者の数が
うなぎのぼりとか

節電も必要だが
無駄遣いしないで
適正に人が生活できるだけの
空調は使いたいもの

それでこその
文明の利器であるのだから

そんな暑い夏
今年もセレクトセールが開催された


サラブレッドはブラッドスポーツといわれる所以
生産者たちも
調教師や馬主となる人たちも
目の前のサラブレッドが
どんな名馬になるかなど
正確に分かる人などいない

兄・姉の活躍
父・母の活躍
近親の血統なども含めて
その馬自身の未来を占う

そんな中で
父ディープインパクト
母エアグルーヴという血統馬が
3億6千万で落札される

落札したのがあの人たちであると
5年前の6億円の悪夢が
再び訪れないことを祈るばかりであるが・・・

最近win5という馬券により
1億越えの金額が
一ファンにも目に入ることとなるが
とても現実味のある事ではない

自分がもし馬主であったら
これほどまでの馬を欲しがるだろうか
全くの夢物語に過ぎないので
(だからこそ世にPOGなるゲームが存在するのだろうが)
よくわからないが

ふと目に留まったのが
メルヴェイユーズの2010
落札価格は850万円
エアグルーヴの2010の
40分の1にも満たないが

母父エルコンドルパサー
母母ノースフライト
そのメルヴェイユーズに
ネオユニヴァースをつけた牡馬
エルコンの血は母系に入ったほうが
活躍しそうなのは気のせいだろうか

再び僕らの前に姿を現してくれるであろう
来年を刮目して待とう
3度目の正直とはいうが
まさかの30度目のチャレンジ
明日の東京ダービーでの的場文男騎手のことである

中央競馬の皐月賞にあたる羽田盃では
過去6回の優勝経験がある名手が
なぜか大井のダービーでは結果を残せていない

勝負ごとであるので
運不運もある(大出遅れとかw)
しかし過去29回のチャレンジ
2着8回を数える1戦1戦は
大井の帝王の紛れも無い軌跡

今年はロジータの再来ともいわれる
クラーベセクレタが
安田記念を制して
絶好調男の戸崎圭太騎手を鞍上に
立ちはだかる

ちなみにそのロジータの勝った
1989年のダービーの2着がホクテンホルダー
鞍上は的場文男である

9月には55歳となる大ベテラン
昨年6000勝に到達し
1つ年上ながら同期の
石崎騎手の勝ち星を逆転した超人
その先にある佐々木竹見騎手の7151勝という
とてつもない記録まであと約1000勝

そこまでたどりつけるかは
わからないが
まずはもう一つの悲願
ダービー制覇へ
30度目のチャレンジの舞台へ
いざ参らん

88年昭和の時代最後の
第55回日本ダービーは
快晴の府中競馬場に24頭が
ゲートインすることとなった

皐月賞馬はヤエノムテキ
ちなみにこの年の皐月賞は今年と同じ府中で行われている
そしてダービー当日も5月29日と同じ日付である

先日解散したメジロ牧場
その歴史の中でダービー制覇は
ついに成しえなかった

着差的にはメジロオーが
大外32番枠からハナ差2着となったのが
一番惜しい結果となるが
その他では
3冠馬ミスターシービーの2着メジロモンスニー
中野コールのアイネスフウジンの2着メジロライアン
そして我がメジロアルダンの全部で4回の2着がある

自分の生まれる前の61年6枠馬単制の時代の
メジロオーのことはもちろん知らない
しかし残り3Rはリアルタイムでレースに参加していた

その中でやはりアルダンのダービーが
一番ダービー馬に近づいたレースだったと思う
一番人気は西の秘密兵器サッカーボーイ
しかし裂蹄に苦しみ続けた彼は本来の能力を発揮する
状態ではなかった
二番人気は皐月賞馬ヤエノムテキ
しかし皐月賞出走までの無理が祟ったか
勝ち負けする力は残っていなかった
三番人気はサクラチヨノオー
一つ年上の2冠馬サクラスターオーが
有馬記念での故障による闘病生活の上
安楽死処分となったのが5月12日
サクラ陣営としては
スターオーの弔い合戦であり
スターオーが勝てなかったダービー制覇こそが
墓前に手向ける一番の知らせであったことだろう
対するメジロアルダンは六番人気
皐月賞の3週前のデビューであり
トライアルNHK杯で
ギリギリ出走権を取りゲートに滑り込んだ

ゲートが開く
真っ先に飛び出したのは
大外24番枠のアドバンスモア
後続に大きく差をつけて
菅原泰夫が大逃げを図る

チヨノオーは離れた2番手を進み虎視眈々
大欅をこえて3コーナーに差し掛かるときには
アドバンスモアのリードがほぼ無くなる

4コーナーの出口では
増沢末夫のギャラントリーダー
大崎昭一のハワイアンコーラル
小島太のサクラチヨノオーが並んで
最後の直線に入る

馬場の真ん中を
サクラチヨノオーが
まず抜け出す
そこへ岡部幸雄の鞭に
メジロアルダンが内から
チヨノオーに襲い掛かる
大外からは柴田政人のコクサイトリプルもやってくる

アルダンが頭一つチヨノオーを交わす
ゴールは目の前だ
メジロ牧場悲願のダービー制覇の瞬間だ

しかし・・・・・・

ターフに舞い降りる一陣の風と共に
つい先日天国へ旅立ったスターオーが
小島太とチヨノオーの背を後押しする

奇跡の瞬間であった
一度は完全に交わされた
サクラチヨノオーが
もう一度アルダンに並ぶ
そしてゴールでは
はっきりと分かる首の着差を奪い返し
昨年のスターオーとあわせて
足かけ2年の3冠達成を成し遂げた

メジロアルダン
双子は走らないというジンクスに
敢然と立ち向かい
そして生来の脚もとの弱さと戦い続けた
サラブレッド

姉は3冠牝馬のメジロラモーヌ
しかし彼自身は
ダービー、天皇賞秋の2着があるだけで
G1レースでの勝利は無い

記録には残らないかも知れない
しかし
私の心は彼の勇士を思い浮かべ続けるだろう

メジロ牧場よ
メジロ縁の競走馬たちよ
新たな歴史に名をそして血を残していって欲しい