ロータリーカッターの違い | ヒロアミー日記

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ピンを使わない洋服作り、既製服縫製の洋裁教室
洋裁のちょっとしたコツなど・・・。
  

今日は裁断で使用すると速く綺麗に生地を裁てるロータリーカッターについて、お話します。
                   
 
その前に前回の鋏のブログの補足です。
家だとロータリーカッターを使えない人達がいると思うので鋏の使い方です。
 
洋服の裁断で既製服の場合は縫い代付きパターンを使用します。
そのパターンが手の甲側にくるように鋏を使います。
手のひら側にパターンがくる状態でカットするとギザギザになりやすいのです。
 
なので自分が回って常に手の甲側にパターンを置いて切るようにすると良いです。
意外と知られていないので補足して付け足させてもらいました。
 
 
 
それではロータリーカッターのお話に!
ロータリーカッターの大きさはどのサイズがお薦めかと言うと28㎜です。
すごーく厚い生地の場合は45㎜の大きいサイズが良いですが、ほとんど28㎜のロータリーカッターの方が使いやすいです。
                                          
                            
 
 2本ともオルファのロータリーカッターです。
左側は新しい型(233B)で右側が旧型(36B)です。
表から見ると新しい形の方が真ん中がくれていて持ちやすくなった感じですよね。
 
 
ただ裏側を見ると・・・。
          
 
左側が新しい方でワンタッチで刃の交換が出来るように改善され便利になった感があるのですが・・・。
 
そこが生地の裁断に不向きだったのです。
旧型を使っている人達は刃を替える時にネジを回して座金ワッシャーはどっち向きだった?などと面倒さを思っていたかもしれませんが、
この座金ワッシャーがメチャクチャ大事だったのです。
 
実は私もこの違いに気づいたのは最近の事なのです。
それは私は旧型で常に裁断をしていて新型を使った事が無かったからです。
洋裁を始めて間がない人が「ロータリーカッターの刃が直ぐに切れなくなって刃を替えなくてはならないのです」と・・・。
 
私はかなりの枚数、芯地とかも難なくカット出来るのになぜ?と思って、その子の裁断でのロータリーカッターの使い方を見ていて、
私は慣れているのでロータリーカッターの力点、支点、作用点の力のかけ方がスムーズなのは経験値が違うので仕方のない事ですが、それだけでは無いような・・・?
その子のロータリーカッターでカットしてみたところ、刃が揺れる!なので直ぐに何ヶ所か刃がつぶれてコテコテと切れない所が出来てくるのです。
ロータリーカッターの裏側が変わっている?
 
その子に私の旧型のロータリーカッターを使ってもらったら全く使い勝手が違うと!
 
私は刃を替える時は柄の方を机から落としてビニ板に押さえつけてペンチでネジをしっかりと締めるのです。
これだけしっかり締めても刃の回転がスムーズなのは座金ワッシャーが反り返っているので大丈夫で
刃の揺れが無く刃の持ちが全く違うのです。
 
クローバー製のロータリーカッターも後ろはネジ式ですが、ネジがプラスチックで座金ワッシャーも無いので締めすぎると回転がスムーズでなくなります。
 
オルファさんからしたら今まで不便だった刃の交換を便利にしたので旧型に戻る事は無いのかと・・・。
そんな事で
    その子は旧型36Bのロータリーカッターを探してきたのです。
 
通販で旧型の写真でもたずねると新型だったりと・・・。売っているお店をかたっぱしから調べてくれたのです。
    
 
今やロータリーカッターは新型より旧型の方が高いのですが、洋裁には旧型の方が向いているのが判ってしまった以上、見つけてくれたお店で70本購入しました。
 
見つけてくれたお店はなんと建材屋さんでした。

 

オルファさんにはもう在庫は無いそうで、アマゾン、楽天では下に貼ったくらい高くなっています。

 

 

 

 

 

 

もし、新型のオルファーのロータリーカッターしか持っていない人は旧型を使わせてあげたいと思ってしまうくらい違います!
 
オルファさんが次に新しい形を出してくれる時は刃はワンタッチで交換できて更に座金ワッシャー付きの物であると嬉しいです。
 
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