基礎縫い 手縫い編 3
【ボタンホールステッチ 縫い方】
今日は予定の前カン付けではなくてボタンホールステッチの説明をします。
本当は前カン付けの説明をしようと、説明用にミニサイズのスカートを2枚縫って準備はしたのです。
でも、目の前で説明するのと違ってブログの写真で説明となると、どのように書けば解りやすいのかなぁー?と考えました。
前カンは基礎縫いの一つボタンホールステッチと言う手縫いで付けるのです。
なので、このボタンホールステッチを理解してもらうところからと考えました。
少しでも解りやすいように厚紙にスピンドル(5ミリ紐)で説明しますね。
ボタンホールステッチは基本的にこの2種類になります。
ただ、本によってボタンホールステッチの縫い方で糸のかける方向など違う書き方がされています。
これは前々から気になっていたので今日はボタンホールステッチの本の掲載の違いを明確に区別していきたいと思います。
私の持っている洋裁関連の書籍でボタンホールステッチの説明のある箇所を抜粋してみました。
注意
かがりの針の進め方は左から右方向とした場合で説明します。
玉の出来るタイプのボタンホールステッチで掲載している本 【その1】
上の3誌(文化服装学院、文化女子大学、バンタンデザイン研究所)は輪を作って、その輪に針を下から通して玉を作るよう説明がされています。
玉が出来るタイプのボタンホールステッチで掲載している本 【その2】
p90掲載
この2誌(衣生活研究会、生活造形=日本女子大学使用)は前からつながってきているいる糸を針の下を通って右からかけて玉を作る方法です。
玉が出来るタイプのボタンホールステッチで掲載している本 【その3】
このドレメファッション講座の本は針の方からの糸を左から右へかけて玉を作るよう説明されています。
これらは糸のかけ方は違っても出来上がりは同じように仕上がり玉が出来てあがります。
玉ナシのタイプのボタンホールステッチを掲載している本 【その1】
p47掲載
本とは針を進めている方向が逆ですが、ブランケットステッチの要領で糸をかけて間隔をつめてもの。
玉ナシのタイプのボタンホールステッチを掲載している本 【その2】
これはボタンホールステッチと書いてあるのですが、洋裁でいう巻き縫いにちかいものです。
p88掲載
この玉ナシのボタンホールステッチの説明の箇所はどれも手芸的な技法を説明しているページでカットワークの説明の部分だったりします。
洋服の方の技法として使用されるのは玉ありのボタンホールステッチが多いと認識しています。
それは下の写真でも判るかと思いますが、これらのボタンホールは既製服のボタンホール専用のミシンであけたものです。玉が並んでいるのが判りますか?
それに、手縫いでボタンホールステッチをするとしても、玉ありの方が一つひとつが止まっていくので縫いやすく目を揃えやすいと思います。
ちなみにこのボタンホールの名称 左(グリーン糸) =ハトメ穴
中央(赤糸) =ネムリハトメ穴
右(黄色糸) =流れハトメ穴
長い説明になりましたが、ボタンホールステッチを少しは理解してもらえたでしょか?
次はあらためて前カン付けのコツを書きますね。
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