基礎縫い ミシン編 8
予定ではギャザーミシンを説明するつもりでしたが、ギャザーミシンの多く使用されるギャザーフリルの場合、裁ち端の始末の工程が先になるので、その裁ち端始末である三つ巻縫い仕様を説明することにしました。
三つ巻縫い
三つ巻縫いとは三つ折ST(ステッチ)の一種で、三つ折STの幅が細いもの(3ミリから6ミリ位)を三つ巻と呼ばれています。
これが1cmになると1cm×1cmの完全三つ折STなどの指示になります。
本体を赤のチャックの生地でフリルを3倍にした場合とします。
ポイント
なぜ丸みをつけるか?フリルの両サイドの始末を角にした場合、三つ巻のラッパが入りにくいということがあります。既製服では三つ巻縫いは三つ巻押さえや三つ巻ラッパを使用して縫っていきます。このアタッチメントは小さな角を苦手とします。そのため直線のみで端を引き込む仕様が多くとられるのです。
家庭用のミシンなどでは三つ巻押さえが付いていないものもあるかと思います。なので今日は普通の押さえで三つ巻縫いを縫う縫い方を説明します。
3、2で裁断した生地の直線の方に3ミリ弱で捨てミシンをかけます。
捨てミシンとは (生地1枚の状態でミシンで縫うこと)
ポイント
右にピンを2本さして左手で引くように折ると細く綺麗にアイロンがかけられます。1回だけ折る!
ポイント
アイロンは一つ折りのみで写真のように折った方の裁ち端に目打ちを立てるように使うと簡単にもう一つ折れます。そして、折れた端にコバST(2ミリ以下のステッチ)で縫います。
6、三つ巻縫い完成です。
この縫い方が出来るようになれば三つ巻押さえが苦手とするカーブの三つ巻縫いも難なくこなせ、ねじれやパンク(巻かれていない状態のこと)の無い、細く繊細な三つ巻縫いが出来ます。
これでフリルの準備ができたので明日こそはギャザーミシンの縫い方を説明します。
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