サルサには国境はない


サルサには国境はない
オルケスタ・デ・ラ・ルス
Salsa No Tiene Frontera
Orquesta De La Luz
1991 BMG Victor

1984年にNORAヴォーカルのNORAを中心に結成された、サルサバンド。
パーカッショニストのカルロス菅野や、Jazzピアニストの塩谷哲が移籍していた事でも知られている。
デビュー当初は、日本でまだラテンサウンドの市場が育ってなかった事もあり、ライブを中心とした活動であった。

転機が訪れたのは、89年。彼ら念願のニューヨークでのライブを実現し、ニューヨリカンの心をつかんだ。その実力は高く評価され、翌年レコードデビューを果たした。

このアルバムは、彼らの2作目で、なんとラテンミュージック界の巨匠、ティト・プエンテをゲストに、そしてセルジオ・ジョージがプロデューサーとして参加した。

2曲目の「サルサに国境はない(SALSA NO TIENE FRONTERA)」の中で)日本人がサルサを踊ることに何の偏見もないと唄っている。

この歌詞は後に、南アメリカなどで行ったチャリティー・コンサートで反響を呼び、国連平和賞を受賞した。

さて、このアルバムのおすすめは、最後の曲「I AM A PIANO」である。
訳すと、「私はピアノ」。そう、かつてサザンや高田みずえが歌った、「私はピアノ」のスパニッシュバージョンである。途中日本語を交えて、なかなか旨いテーストに仕上がっている。

このアルバムは比較的聞きやすいので、ラテンサウンドの入門として選曲してみてはいかがであろうか。



Track Listings

1.BAN CON SAN
2.SALSA NO TIENE FRONTERA
3.EL ME AMA,YO LE AMO
4.CUANTO VALE TU AMOR
5.FLORES Y TAMBORES
6.JOSE、REY DE LOS CUEROS
7.AMAME
8.DESCARAGA DE LA LUZ
9.I AM A PIANO
Decksanddrumsandrockandroll


デッキスアンドラムスアンドロックアンドロール
プロペラヘッズ
Decksandrumsandrockandroll
Propellerheads
1998 Wall of Sound

1990年代の後半、イギリスで新たなダンスムーブメントが現れる。
ビックビートと呼ばれる、そのサウンドはケミカルブラザーズがその代表格であった。

プロペラヘッズはケミカルに続く、グループでこのアルバムは、UKの新鋭ダンス・レーベル「ウォール・オブ・サウンド」から98年に発表されたデビュー作でメンバーは元グリッドのアレックス・ギフォードとウィル・ホワイト。
サウンド的にはテクノやヒップホップなどを融合させ、80年代のYellowや、AONなどのテイストも含まれているような感じである。

日本では、大きなヒットはなかったが、CMや映画の挿入曲として、使用されているので、なんとなく耳にしている人は多いはず。
その中の代表的なCMと言えば、初代iPodである。映像と音楽がマッチしてすごくCOOLなCMであった。
iPod CM


この曲は、アルバム一曲目の「Take California」であるが、現在はわからないが。フジテレビのCSチャンネル、721で放映している、F1グランプリのエンディングサウンドとしても使用されていた。

ドライブ感あふれるドラムと、とにかくクールなベースサウンドは、ドライブのBGMとしても最高の選曲となるはず。
Propellerheads --- Take California


Track Listings

1.Take California
2.Velvet Pants
3.Better?
4.360 Degrees (Oh Yeah)
5.History Repeating
6.Winning Style
7.Bang On!
8.Number of Microphones on Her Majesty's Secret Service
9.On Her Majesty's Secret Service
10.Bigger
11.Cominagetcha
12.Spybreak!
13.You Want It Back

Running Time
63:18
ザ・ロード・トゥー・ユー~ライヴ・イン・ヨーロッパ


The Road to You: Recorded Live in Europe
Pat Metheny Group
1993 Geffen

Pat Methenyである。
言わずと知れたギタープレイヤーの代表的人物の一人。そんな彼は、意外にも独学でギターを学んだ少年であった。
1972年ゲイリー・バートンに、自分のの演奏を披露しその実力が認められプロとしてデビュー、その後、1975年にジャコ・パストリアスらと作成した『ブライト・サイズ・ライフ』ををで発表しソロとしてのキャリアをスタートさせた。

日本では、J-waveのPazz&Jops(PopsとJazzの融合と言う意味らしい)と言う番組のテーマ曲に、「Last Train Home」を使い、多くのリスナーがPatのサウンドを聴くことになった。

さて、彼のおすすめアルバムの選定には悩んだが、今回選んだアルバムは、「The Road to You: Recorded Live in Europe」とした。91年のヨーロッパ・ツアーのライヴを収録したアルバムである。私はどちらかと言うと、スタジオワークが好きなのだが、このアルバムは非常にクオリティーが高い録音で、スタジオ録音と勘違いしそうである。
しかし、もちろんライブの臨場感もすごいもので、1曲目の「Have You Heard」の入りは、少々興奮気味の観客の合唱が絶頂に達した段階で曲が始まる。この時点で鳥肌物。
映像がなくても、ヨーロッパの澄んだ風景や空が、不思議と頭の中に浮かんでくる。

私のおすすめは4曲目の「Half Life of Absolution」
「Pat Metheny」の曲としては、少々斬新であり、少々重たい雰囲気の曲であるが、なぜかまた聴きたくなり、気が付くとこの曲ばかり聴いてしまっていた。
7分を超える大作で、寂寥感あふれる、彼のギターフレーズに酔ってしまうであろう。

ちょっと余談だが・・・
Liveビデオに写る「Pat Metheny」はなぜか、いつも白黒ストライプのTシャツを着ている。そんなにシマシマが好きなのか?

Pat Metheny Group - Better Days Ahead (Live In Europe)


Pat Metheny Group - The Road to You


Pat Metheny Group - Have you heard


Pat Metheny - Last Train Home


Track Listings

1.Have You Heard
2.First Circle
3.Road to You
4.Half Life of Absolution
5.Last Train Home
6.Better Days Ahead
7.Naked Moon
8.Beat 70
9.Letter from Home
10.Third Wind
11.Solo from More Travels

Running Time
70:12