八代 より藤 | 日本の酒場をゆく

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鮎料理と地酒がすこぶるうまいew_icon_a400_20240627144124594.gif
JR鹿児島本線八代駅から歩くこと約30秒、駅前に鮎料理の(より藤)がある。
創業は明治35年【1902】。
球磨川の鮎を昭和天皇に献上した鮎料理の老舗だ。
熊本県の人吉盆地を流れる球磨川は、日本三大急流として知られている。
その最大の支流が川辺川であり、2つの川は全国から釣り人が訪れる河川だ。
この店の鮎は15年連続日本一を誇る川辺川産、日本三大急流の球磨川産の天然鮎。
まずは熊本地酒「霊山」の燗酒。
落ち着きのある穏やかな香りと軽快なキレのある味の中にも、しっかりとした米の味わいが感じられる淡麗辛口の酒である。
夏の今は鮎の食べ時だ。
稚鮎、小鮎、成鮎と育ち、晩夏の落ち鮎になると脂ものった大型となる。
鮎は川苔を食べるので川により味が違うと言われるが、水の味によるという説もある。
球磨川産の鮎の背越し刺身【生のまま輪切り】、鮎飯もいただいたが、真骨頂はやはり鮎の甘露煮を頭からがぶりとやるところにある。
川魚の野生味を感じた。
注意子うるか700円
苦うるか800円
背越し1300円
鮎の甘露煮1000~1800円
香露「1合」470円
ハイボール500円
「営業時間9:00~15:00/火・日休」