中野新橋 てっぽう | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

 

父の後を娘が受け継ぐ居酒屋ew_icon_a401_20240530201058bec.gif
東京メトロ丸ノ内線中野新橋駅から歩くこと約3分、新橋通りから路地に入ると(てっぽう)がある。
店内は改装せず古いままに続けてきた居酒屋独特の、すすけていながらどこか凛とした潔癖さがみなぎる風格あるインテリアだ。
まずは焼酎のオンザロックにした。
居酒屋の特徴は、半分パブリックな場であることと思う。
会社や仕事は完全にパブリックで公人としての自分がいる。
家は完全にプライベート。
横になろうが裸で酒飲もうが自由だ。
居酒屋はその中間。
ぼんやりしているとはいっても公共の場。
常識ある振る舞いが求められ、最後は勘定して出てゆかねばならない。
その程度の緊張感がまだ残っているバランスがいい。
居酒屋でぼんやりする事を、もっと積極的に【?】、孤独を愉しんでいる、ととらえたい。
何ものにもわずらわされず、本来の自分に返っている時であると。
群衆の中に在って孤独、他人のうずまく市井にあっての孤独もまたなかなか良いものだ。
注意ブロッコリーサラダ650円
ごま鯖700円
牛すじ煮900円
豚なんこつポン酢900円
吾空「麦」700円
晴耕雨読「芋」700円
「営業時間17:00~23:00/月休」