礼文島 ちどり | 日本の酒場をゆく

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礼文の真ホッケを知り尽くした海の男たちのちゃんちゃん焼きew_icon_a401_20240515201729199.gif
香深港フェリーターミナルから歩くこと約七分、海沿いにある居酒屋(ちどり)に入った。
品書きに礼文島の名物「ほっけのちゃんちゃん焼き」がある。
炭火を囲むようなテーブルに座ると、ほっけのちゃんちゃん焼きが始まった。
港に水揚げされるホッケを生のまま開き、たっぷりの味噌とネギをのせて焼き上げる。
箸で身をほぐすと、脂と味噌のうま味が絡み合う。
……これはうまい。
今まで食べたホッケとは全く別物だ。
酒もすすむし、ご飯もほしくなる。
ほっけのちゃんちゃん焼きは、サケのちゃんちゃん焼きよりも新しい料理だそうだ。
常連客が説明してくれた。
「もともとは味噌じゃなく醤油味だったんだわ。ホッケにネギをのせて、南蛮【唐辛子】と醤油をかけて、ストーブの上の鉄板やアルミホイルで煮ながら食べたの。それがいつからか味噌で焼くように変わったのさ」
味噌味のほっけのちゃんちゃん焼きは、この店が発祥だ。
注意焼きつぶ貝600円
ホルモン750円
月見うどん750円
ほっけのちゃんちゃん焼き1200円
昆布焼酎600円
生ビール「中」700円
「営業時間11:00~20:00/不定休」