延岡 綿屋 | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

延岡気鋭の小料理屋ew_icon_a401_20231022110234d93.gif
JR日豊本線延岡駅から歩くこと約十五分、南町に(綿屋)がある。
カウンターには若い主人と見習いの料理人が白調理着正装で立つ。
主人は前かがみに仕事台に両手を広げて立ち「さあどうぞ」という構えだ。
酒は主人おすすめの宮崎芋焼酎「朗らかに潤す」のお湯割りにした。
自家栽培のシルクスイートの芋焼酎はこまやかで奥行きがあり絹の舌ざわりをもつ。
届いたお通しは三種。
リンゴの甘みを閉じ込めた白和えは酒との相性も良し。
悪酔い防止のためのカンパチ寿司は熟成したカンパチに程よい酢加減の酢飯と一体化して堂々たる存在感だ。
うーん、この味。
カンパチと飯の酢加減、甘味加減、熟成したカンパチにしっかり酢飯が食い込んだ力強い握り加減。
私は鮮度を貴ぶが【ナニいばってんだ】手まり寿司のようなカンパチ寿司には熟成した切身がねっとりと絶妙だ。
鰆青唐辛子醤油は目が覚めるほどおいしく、お通しでもう何もいらないんじゃないだろうか。
メモ食べ物メニューに値段表示なし。
注意鰆と鬼おろし
牛とろろご飯
鯛かま荒焼き
和牛のカツレツ
月の中600円
サントリー角ハイボール600円
「営業時間18:00~翌0:00/日休」