新橋 井筒 | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

常連で賑わう新橋の老舗居酒屋ew_icon_a400_20221211193601de8.gif
サラリーマンの聖地、新橋は酒場の宝庫。
飲むところには困らないが、案外、これという店がない。
その中に山椒は小粒でもピリリと光るのが(井筒)。
場所はJR新橋駅烏森口から徒歩約4分、新橋プラザビル近くの飲み屋小路に店を構える。
酒を吸った白木のカウンター、奥の古風な机席。
カウンター左端に根が生えたように立つ、くねくねとした天然の丸太は細いが艶たっぷりに大黒柱の存在感。
その空間が放つ艶たっぷりの濃厚なオーラは、数寄屋の洗練でも、茶室の枯淡でも、田舎家の素朴でもない、まさに東京新橋の粋でいなせな「侠気」だ。
燗酒は春秋の宮中園遊会に使う「菊正宗」だ。
それをお燗する。
徳利は太い昔ながらの典型的な関東徳利。
クイー……。
ああ、うまい。
この日の「さしみ三点盛」はマグロ、イカ、カンパチが登場。
今朝まで生きていたというカンパチは歯ごたえが別格。
コリコリの食感がずっと残る。
新橋に良心的古典酒場を見つけた。
注意月見とろろ550円
やまかけ770円
とりさし800円
さしみ三点盛1200円
生ビール500円
お酒 大720円
「営業時間11:30~13:00・17:00~23:00/土・日・祝休」