西都城 六角や | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

穏やかな主人の表情が心地よい酔いを誘うew_icon_a401.gif
JR日豊本線西都城駅から歩くこと13~14分、牟田町の飲み屋の外れにある居酒屋(六角や)に入った。
品書きに大分産の平目お造りがある。
平目お造りを注文すると主人が平目を捌きはじめた。
平目の皮をすきびきでむく。
とくに腹は白いので皮と身のさかいがわかりづらい。
身を切らないように。
また頭を落とすとき、ニガ玉【胆のう】をつぶさないように。
美しい切り身の平目お造りがガラス皿で届いた。
平目はクセが強くない身なので刺身に最適。
しっかりと脂がのった平目は身の厚さも程よく、コリコリとした歯ざわりが心地よい。
宮崎には「日向かぼちゃにいもがらぼくと」という言葉がある。
日向かぼちゃは、色は黒く小ぶりだが食べるとおいしい宮崎女、いもがらぼくとは「芋柄木刀」、中が空洞の芋の柄で作った木刀はへなへなで役に立たない宮崎男のことであると。
そう言われれば主人はそういう人だった。
注意鶏の生ハム450円
若鶏のからあげ「名古屋風」600円
鶏の大葉揚げ~梅肉ソースで~850円
大分産 平目 お造り 炙り900円
芋 白霧島1合450円
麦 中々1合550円
「営業時間18:00~翌2:30/不定休」