庚申塚 おふく | 日本の酒場をゆく

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旅酒や 無頼な心の よりどころ

 

 

 

 

 

巣鴨の深夜営業の居酒屋よしうお77
都電荒川線庚申塚電停から歩くこと約5分、旧中山道から中山道に通じる路地にある居酒屋(おふく)に入った。
酒の品書に菊正宗の樽酒がある。
樽酒を注文すると一合枡にのったグラスに注ぐ。
クイー……。
これこれ、この木の香り。
日本酒の王者はやっぱり樽酒だ。
壁に目をやると品書の短冊はイラスト入りで、ユーモアと暖かみがある。
ご主人が?と聞けば「へへ、どうも……」と照れている。
肴の品書は大衆酒場の模範となるようなものばかりが並ぶ。
いろんなものがあり平均価格帯は600円くらい。
何か注文せねばと入り口の水槽に注目した。
サザエとアジが何匹か泳いでいる。
……これがいい。
「サザエ刺ね」
「はいよ」
届いたサザエ刺は腰のある歯応え、キリリと苦み走った肝は江戸っ子職人好み。
樽酒をキューッとやるのが似合う。
「樽酒、もう一杯。刺身定食もくれい」
「へい、刺身定食一丁!」
メモ値段表示は外税。
注意キムチ豆腐500円
いか刺550円
赤鶏タタキ850円
刺身定食1100円
サッポロ生ビール550円
南部美人800円
「営業時間18:00~翌3:30【日】18:00~翌2:30/火休」