昨日、地元神社にて朝から元旦祭、町民のお祓いなど執り行い、午後からようやく落ち着き、さあ少しゆっくりするかと、拝殿でちょっぴりお酒を口につけた瞬間、ユサユサと揺れが始まり、何これ?と思う間もなく激しい揺れ。それも長い!
令和6年能登半島地震の始まりだった。
なんとか、拝殿の2基の石油ストーブを切り這って外へ。
このような激しい揺れは70年近く生きてきて初めてだった。
境内を確認すると、倒壊している石灯籠発見、他にも落ちている石細工のものが多数。
スマホを見ると能登方面で大津波警報が出ていて、社務所のテレビをつけると、大津波が来るのですぐ逃げて!とアナウンサーが叫ぶように繰り返しアナウンスしている。
まだ状況がよく把握できていなかったが、初詣どころではない、と判断し17時前に神社を閉める。
天候はすこぶる良好だったが、こればかりは仕方がない。
大地震にはあまり免疫のない加賀の國の住民にとっては衝撃の体験だった。
本日2日朝、氏子総代と町内会長で協議した結果、境内に入るのは危険ということで初詣中止、神社立ち入り禁止とした。
倒壊した石灯篭 どれも重くて動かし難い
屋根の上が無い
すぐ横に落ちてるが、これも重くて持てない
この七十塔にも屋根の石飾りがない
本日、改めて見ると横に割れて落ちている。かなり重い…
これは台座からズレた五重塔
閉鎖した地元神社 町内放送で町民に周知
しかし、境内からみた今日の白山は何事も無かったように雄姿を見せてくれた
能登輪島では朝市通りが火災で消滅とか…
お年寄りも多い朝市だったが、再建は如何に…
また、加賀の國の大地震は当面来ない、という前提は大きく崩れてしまった。
防災士としての認識を改める。