25.9.22(月)
ホテルをチェックアウトし、空港行きの路線バスに乗った。郊外に向かう方向だが、少し渋滞していた。
渋滞の中、後ろからサイレンを鳴らしながら消防車が来て、赤信号を通り過ぎようとしたところへ、左から観光バスが出て来そうになり、消防車がクラクションを鳴らして、観光バスは停車した。消防車は観光バスと私の乗っていた路線バスとの間を通り抜けた後、路線バスの直前を通って右折。あまり広くはない道に入ろうとしたところで、右角の建物に接触してしまい、建物の壁の一部が音を立てて崩れたのが見えた。右手前の歩道には女性が一人いて、崩れてきた壁の破片から逃げたのが見えた。
あれまあ。消防車が物損事故か。と思っていたら、乗っていたバスが少し進んだところで、消防車の先に人が倒れているのが見えた。消防車の隊員が下りてきて、倒れた人のところへ向かって行った。
消防車が建物に衝突して、崩れた壁の破片が当たったとしたら、物損事故ではなく、人身事故になるだろうな。消防車が人身事故ですかい。急いでいたんだろうけど、これはダメですね。
朝からとんでもない事故を目撃しながら、空港に着いた。市の中心部から近い空港で、4kmほどしか離れていない。飛行機に乗るのではなく、レンタカーの事務所へ行ってレンタカーを借りた。
レンタカー
車はトヨタ・ヤリス。日本で私が乗っているのはヴィッツで、今のヤリスである。タリンの空港を出て南下。これで運転したことのある外国は、35ヵ国となった。
車といっしょにナビもレンタルした。スマホを使わない単独型のナビだった。今年2月の南米旅行では、スマホのトラブルでモバイル回線でのインターネット接続ができず、ナビを利用できなかった。これに懲りて、今回は「イモトのWiFi」をレンタルしたが、単独型のナビならスマホがなくても使える。
車のパネルにはアンドロイドオートも付いていたので、USBケーブルでスマホと繋いでみた。しかし、車とスマホの間の通信は USB経由ではなく、WiFi専用のようで、スマホはイモトのWiFi経由でインターネットと繋ぐか、車と繋ぐかの二者択一になってしまう。ブルートゥースもあって、私のスマホと車がペアに設定されたのも確認したが、どうしても WiFi経由で接続しようとする。私は日本ではアンドロイドオートを使っていないのでよくわからないが、USB経由でスマホと通信できないのかな。
いづれにせよ、これだとスマホとアンドロイドオートの組み合わせによるナビ表示はできない。アンドロイドオートを使わず、スマホのナビと単独型のナビを併用した。
エストニア第二の都市、タルトゥ(Tartu)市内に入り、予約していたはずのホテルにチェックインしようとしたら、入口がセルフチェックインでスマホがないと中に入れないとわかった。スマホで予約確認メールを見たら、セルフチェックインのため事前にオンラインチェックインをして、入館用の IDを取得せよとのこと。
あれまあ。これを見落としていた。ホテル隣のカフェでカプチーノを頼み、席でオンラインチェックインを試したが、何度やっても NG。チェックイン開始時刻を過ぎていたせいか、予約は取り消されていたようだ。諦めてカフェの男性店員に、近くにホテルがないか聞き、教えてもらったホテルに行ったら、部屋は空いていた。
やれやれ。朝の消防車事故から始まり、予想外のことがいろいろあった日だったが、なんとかホテルにチェックインできた。まあ、こういうトラブルは得てして、後で旅のいい思い出になるもんさ。車を有料地下駐車場からホテルの駐車場に移動。この日の走行距離は 258km。