同居の母はC型肝炎が治った後、1か月おきに通院検査を受けている。先月、私が南米旅行に行っている最中に通院検査に行った時、肝臓に影が写っているので検査を受けるよう言われたそうだ。
25.3.10(月)
この日の午後、車で母を県立病院に連れて行った。先週のMRI検査に続き、この日はCT検査。結果は翌日とのこと。
夕方、母方の叔父から電話があった。叔父の甥(つまり私の従弟)が副鼻腔炎で手術を受けるかもしれないとのこと。
私M3Vが昨年副鼻腔炎に罹り、症状が悪化して手術を受けたので、叔父は副鼻腔炎について知りたかったらしい。昨年初め副鼻腔炎の一種、歯性上顎洞炎に罹り、抗生剤で病状が改善せず、前頭洞に達したため手術を受けたことや、全身麻酔で骨の一部を削ったり膿を取ったりする手術であることを説明した。
叔父の話では、従弟は昨年末だか今年になってからかインフルエンザに感染・発症し、治った後に副鼻腔炎に罹ったそうだ。インフルとその後の副鼻腔炎は関連あるのかな。
この従弟は1994年、26歳の時に難病指定されているクローン病を発症した。それ以降は自分で立ち上がって短い距離を歩ける程度で、7,8年前には人工肛門を付けた。私より8歳若い57歳だが、このような基礎疾患があるうえ、30年以上寝たきりに近い状態では、体力も落ちているだろう。人工肛門造設術も全身麻酔で行うらしいが、今度の副鼻腔炎でも全身麻酔手術を受けることになるのかな
25.3.11(火)
病院へ行き、前日受けたCT検査の結果を一緒に聞いた。肝臓の影は悪性腫瘍とのこと。CT画像も見たが、影が一番大きい断面の画像では肝臓の2割ほどあった。これはちょっと大きいな。
医師の話しでは肝内胆管癌か、他から転移した癌だろう。高齢なので、これ以上の詳しい検査や手術・抗癌剤治療は薦めないということだった。私も APL白血病で抗癌剤治療を受けた経験があるが、大きな副作用に苦しめられた。その時の経験からして、87歳での抗癌剤治療はデメリットの方が大きいだろう。また、この病院には緩和ケアとかホスピスのようなものはないようなことも言っていたが、それを話したということは、癌に違いないだろうな。
病院から帰宅する途中、県庁前と市役所前を通ったら、日の丸の上に黒い喪章が付けられていた。東日本大震災からこの日で14年。もうそんなになるんだね。
この2日間、病気などの情報をいろいろと聞いたり聞かれたりしたが、母や従弟はこの先どうなるかな。どうなるかというより、どうすべきかを考えるべきかな。