フェリーの旅 | M3Variant : 定年退職と同時にコロナ禍に

M3Variant : 定年退職と同時にコロナ禍に

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLで通常のM3型(多顆粒型)ではなく、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

21.9.26(日)
7:15 ビジホを出て、目と鼻の先にある秋田港のフェリーターミナルへ。予約しておいた、8:30の新日本海フェリー敦賀行にチェックイン。車(4m未満)の秋田→敦賀運送料は¥21,300。高速代+ガソリン代よりは多少安いかな。
長距離の船はどれもそうだが、船室のグレードはピンからキリまで。この船も、上は海に面したベランダ付きのスイートルームから下は雑魚寝の大部屋までいろいろある。私は、個室で一番安い部屋を予約した。窓なしツインベッド部屋の一人使用が ¥7,200。ビジホ並だろう。
車の運送料と合わせて ¥28,500。飛鳥Ⅱとかダイヤモンドなんとかのような豪華客船ではなく、トラック輸送も扱うフェリーだが、私M3Vのような小市民にとってはなかなかの贅沢。たまには船旅もいいもんだ。自分で運転せず、ビールでも飲みながらのんびり移動できる。


↑乗船したフェリーの航路と写真→大きい地図で

赤い線は、スマホのGPSアプリで記録した位置データを、グーグルマイマップに移植したもの。
マーカの位置は、写真の時刻と位置データを照合して、緯度経度を特定したものです。

 

 

8:39 霧笛が鳴らされて土崎港を出港。船はらいらっく号。排水量18,200トン。船内に宿泊する旅はいつ以来だろう? 車も乗せた船内泊は、96年の苫小牧→大洗以来だから25年ぶりになる。車を乗せずに船内泊したのは、2003年の父島往復以来かな。
この便は前日19:30に北海道・苫小牧港を出港して、秋田と新潟に立ち寄って福井県敦賀まで行く。ところが船内にあった資料をみたら、このうち新潟⇔敦賀は今年11月からしばらく運休とのこと。あれまあ。運航しているうちに乗れてよかった。

11:00前、鳥海山と飛島の間のあたりから風が出てきた。おくのほそ道最北の地、象潟に歩いて着いたのは、18年9月23日だった。その時も鳥海山と飛島が見えた。あれからもう3年以上経つか。
酒田沖あたりから粟島あたりまでの海岸は一昨年5月と9月に、おくのほそ道ウォークで海岸近くを歩いた経験からか、スマホの地図アプリで現在地を見ると、向いの海岸がどのあたりかほぼ見当がついた。湯野浜,三瀬,小岩川,鼠ヶ関,府屋,勝木,瀬波,岩船、山と谷の形で見当がついた。

15:30 定刻どおり新潟寄港。出航も16:30定刻。新潟出航後、弥彦と佐渡の間で日没。入浴後、19:00 夕食。21:20 就寝。

 


佐渡に沈む夕陽

 

21.9.27(月)
朝5時前、敦賀新港に定刻どおり入港。5:40頃、車で下船。