おくのほそ道ウォーク 大聖寺への芭蕉ルート | M3Variant : 定年退職と同時にコロナ禍に

M3Variant : 定年退職と同時にコロナ禍に

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLで通常のM3型(多顆粒型)ではなく、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

おくのほそ道のルートで往復している区間について、私は片道だけ歩いて往復は省略してきた区間がいくつかある。芭蕉と北枝は山中温泉からいったん小松に戻った後、大聖寺へ向かっているので、小松→動橋は往復ではなく、同じ方向に2回通ったことになる。金森敦子著『芭蕉「おくのほそ道」の旅』の地図でも、そのように示されている。このため、この日は動橋から大聖寺まで歩くことにした。1日に歩く距離としてはかなり短めだな。

20.10.20(火)
山中の温泉ホテルをチェックアウトし、車でJR加賀温泉駅へ。駅前の駐車場に車を停めた。前日、この駅の隣のショッピングセンター「アビオシティ」にクマが侵入したというニュースがあった。13時間以上経って昨夜やっと駆除(というより、射殺)されたというニュースを今朝聞いた。電車で1駅先の動橋駅へ。

↓この日歩いたルートと写真


 

9:25 動橋駅からウォーク開始。いったん小松方面へ200mほど戻り、4日前に山中温泉まで歩いた時に分岐した交差点、旧動橋宿の追分へ。そこから県道39号を西へ進んだ。おそらく国道8号の旧道だろう。
JR北陸本線を地下道でくぐること3回、加賀温泉駅近くで巨大な観音様が近くに見えてきた。駅からだけでなく少し遠くからでも見えるこの大観音、ネット検索したところ、元は宗教テーマパークとして造られたものが業績悪化等で売却され、その後も転売されたものの、体内巡りは運営されているらしい。このあたりでは「作見」という地名表記を何度か見かけた。加賀温泉駅の昔の駅名である。また、このあたりから県道145号になる。動橋からここまで、39号と145号は重複ということかな。


そのまま県道145号を進み、11:05 菅生石部神社の手前にテレビ局のクルーがいた。何の撮影かはわからなかった。11:10 菅生石部神社を見学。加賀の二宮とのこと。
大聖寺に着いた翌日の曾良日記は「雨降 滞留 未ノ刻 止 菅生石天神拝 将監湛照 了山」で、雨のため大聖寺に2泊することに決め、14時頃から晴れたので菅生石天神を拝んだ。とのこと。菅生石天神とはこの菅生石部神社のことだそうだ。
菅生石部神社の後、大聖寺川の橋を渡って、11:45 JR北陸線大聖寺駅に到着。この日のウォークはここまで。動橋駅から、10.12km,13,229歩。かなり短め。

 

電車で1駅戻り、加賀温泉駅へ。この駅だが、西隣の大聖寺駅と東隣の動橋駅が特急停車をめぐり、周辺の温泉複数も巻き込んで争奪戦となったため、妥協策として中間にあった小さな「作見」駅を「加賀温泉」駅という名前にして特急停車駅にしたそうだ。

よくあるパターンだね。在来線だけでなく、新幹線駅や高速道路のICにも例がある。妥協の産物「加賀温泉」駅だが、新幹線駅が造られることになり、2年半後の開業に向けて工事たけなわだった。

 

その駅の隣のショッピングセンターに、クマが入るようなことがあるかあ?

駅前の駐車場で車を取って福井へ移動。駅前のビジホにチェックイン。