退位と即位のGW10連休に、酒田から村上市塩野町まで歩いたので、今回はその続きを歩く予定。好天が続いて毎日歩けば2週間で直江津あたりまで行ける計算となるが、まあ、秋雨・台風のこの時期、そうはいかないだろう。雨の中を歩く気にはなれない。新信濃川の河口、寺泊か、その先の出雲崎までと見込んでいる。天候によりスケジュールの見直しは必ずあるだろう。ホテルの予約も適宜変更する必要がある。
19.09.15(日)
ホテルの朝食をとりにエレベータに乗ったら、トライアスロンをする格好をした男性2人と乗り合わせた。
「トライアスロンですか?」
「そうです。天気がよくて風もないので、いいコンディションです。」
「がんばってください。」
トライアスロンに出場する選手たち、会場から 20km ほど南のこのあたりにも泊っているのか。村上市内や村上の瀬波温泉の宿がどこも満室だったのは、無理からぬことだな。
5月4日に塩野町まで歩いたので、今回はその続き。このあたりは6月18日に震度6の地震に見舞われた。地震後に来たのは初めてとなる。
塩野へは村上駅前から路線バスがあり、平日午前は駅前発 7:29,8:08,9:02,10:08 ・・だが、8:08 と 9:02は平日のみで、休日運休。この日は日曜なので、乗るとすると 7:29 か 10:08 となる。7:29 発では朝食をとる時間がない。10:08 発だと、ウォーク開始は 10:50 頃と、だいぶ遅くなる。
そこで、ウォーク開始地点の塩野町へは車で行き、終了後にバスで車を取りに戻るスケジュールにした。車で行って歩き始め、後で公共交通機関に乗って車を取りに戻るやや変則的なこのパターン、旧中山道ウォークで2回やったことがある。いままで、ウォーク開始地点へ行くときと、終了地点から帰るときは、いずれも公共交通機関か、公共交通機関+自分の車。としている。タクシーを使ったことはまだない。
そんな訳で、幽霊が出るというホテルで朝食後、車で村上市塩野町へ。今年3月に他校への統合で閉校となった市立塩野町小学校跡へ行き、隅に車を停めた。前日、下見に来たところである。今は空き地なので半日駐車しておいても問題ないだろう。
9:05 ウォーク開始。小学校跡は国道7号のバイパスと旧道に挟まれた位置にある。旧道へ。9:15 郵便局前の交差点に着いた。ここから新規ウォーク区間。大須戸川の盆地を下流方向へ南下。急流ではなく、国道7号とその旧道も緩い下り坂。地図のほうがわかりやすいので、途中の地名を書くのは省略。
10:35 道の駅「朝日」でトイレ借りた。この道の駅のあたりが旧猿沢宿で、北限の茶畑があるとのこと。
10:55 三面川とその支流を渡った。このあたりは穀倉地帯、越後平野の北端になるのかな。この先、弥彦までは平らな道になる。
13:30 頃、郷土資料館と若林家を見学。
13:55 井筒屋旅館に着いた。芭蕉と曾良が村上で2泊した大和屋久左衛門宅があったところだそうだ。曾良日記には「宿久左衛門」としか書かれていないが、資料によると「大和屋」で、現在の井筒屋旅館だそうだ。研究者が調査して突き止めたのかな。330年も前と同じ建物ではないだろうが、案内板があった。
井筒屋旅館に近い浄念寺を見学。曾良日記では泰叟院と書いている。
市内はトライアスロン大会のため、交通規制あり。選手用に1車線を確保し、車は片側1車線の交互通行としている区間がいくつもあった。
14:30 JR村上駅前へ。塩野町から 22.51km,28,863歩。昼食を取るタイミングを逃したので、キオスクでアイスクリームを買ってカロリー補給。村上駅前 15:09 発「新潟交通観光バス」の路線バスに乗った。
15:45 頃、龍門寺前バス停で降り、塩野町小学校跡地に停めておいた車に乗り、中条のホテルへ戻った。
↓この日のウォークの地図