18.06.02(土)
梅雨入り前の貴重な晴れの週末になる。との予報だったので、この土日も歩くことにした。
3週連続で、奥州街道-おくの細道差分ウォーキングとなる。
前週と同じ仙台行各停やまびこに乗り、新白河までは同じパターン。在来線に乗り次ぎ、須賀川へ。
4年前の奥州街道ウォークの時にも見かけたが、
駅には「M78星雲光の国と姉妹都市」と書かれていた。
ウルトラマンで有名な円谷英二が須賀川出身のためだな。
駅前広場にはウルトラマンのモニュメントと、姉妹都市締結の銘板がある。

駅前、ウルトラマンのモニュメント

姉妹都市締結の銘板。
上は日本語。下はM78星雲「光の国」語
9:05 駅からウォーク開始。釈迦堂川を渡って須賀川の旧宿場へ。
この釈迦堂川、両側がそれなりの崖で、渡るのは容易ではなさそう。
明治の頃は、鉄道駅が旧宿場の中心から離れた場所や、川を隔てた場所に造られたのは
よくあったことで、わざとそうしたらしい。
須賀川のメインストリートは無電柱化されていて、交通信号以外は電柱なし。
景観がすっきりするので、無電柱化は大いに結構だが、コストがネックだろうなあ。
無電柱化された通りの両側には、ウルトラマン兄弟や怪獣のフィギュアが置かれていた。
9:40 奥州街道と石川道の分岐点へ。駅からここまで2.80km,3568歩。
分岐点に円谷幸吉のモニュメントがあった。

円谷幸吉
円谷英二・ウルトラマンとは違って、地味な扱いだね。1964年の東京五輪でマラソンの銅メダル獲得。
日本陸上唯一の東京五輪メダリストだそうだが、4年後、メキシコ五輪の前に27歳で自殺。
周囲からの過剰な期待が彼を追い詰めたのか・・ 検索するといろいろヒットします。
現在にも通じる問題かな・・
でも、私のような門外漢が、あれこれ詮索したり、コメントしたりすることではないだろう。
円谷英二と円谷幸吉に血縁はないそうだが、同じ須賀川出身であり、相互の影響はあっただろうな。
10:50 乙字ケ滝に到着。おくの細道では石河滝と記しているらしい。

乙字ケ滝
事前の下調べでは、乙字ケ滝から数百メートルほど南、国道118号沿いに飲食店があるらしかった。
昼前だったので行ってみたらラーメンの看板があり、そこで昼食。自家製麺の店だった。
奥州街道との分岐点からここまで、6.99km,8852歩。
昼食後、乙字滝に戻り、ここから阿武隈川沿いに北上。
12:40 携行した地図では川から離れて東へ折れるが、川沿いの道を橋が跨いでいて、両者をつなぐ道はなし。
田んぼの畔,草の中を進み、最後はガードレールを跨いだ。
って、たいした距離ではないし、旧街道歩きではしばしばあること。
そのすぐ先のJR水郡線の踏切を渡った直後、携行した地図では左へ曲がるが、道が見当たらず、
やむなく800mほど迂回。迂回を終えた地点では、携行した地図どおりの道があった。途中までは行けるらしい。
JR川東駅近くの町を通過。そこから次の小塩江駅近くまでは概ね水郡線沿いで、3回ほど水郡線を横切る。
14:10 小塩江駅から400mほど手前のY字路に案内板があり、おくの細道のルートも書かれていた。
書かれていたそのルートには、携行した地図のルートと少し違う区間があった。
14:55 JR水郡線を越え、15:05 国道49号に合流。コンビニがあったのでトイレを借りた。
15:38 磐城守山駅に到着。滝での昼食からここまで 18.35km,23072歩。
16:13 のJR水郡線に乗って郡山へ。予約しておいた駅前のビジホにチェックイン。
このビジホ、4年前に奥州街道の白河→越河を歩いたとき、6泊した覚えがある。
18.06.03(日)
郡山のビジホをチェックアウトして駅へ行き、JR水郡線に乗って磐城守山駅に到着。
9:30 ウォーク開始。直後に田村神社に立ち寄った。

田村神社
それなりの神社らしく、芭蕉随行の曾良日記にもわりと詳しく書かれているようだ。
奉納されている絵馬の解説板がいくつかあった。
ほぼ国道49号沿いに歩き、11:25 日出山交差点で旧奥州街道に合流。
これで、奥州街道-おくの細道の差分は、二本松→黒塚→安達と、福島→文知摺→医王寺→桑折
の、残り2区間、となった。そのうち機会を見つけて歩こうっと。
そのまま郡山駅へ。12:10着。磐城守山から、11.70km,14999歩。
この日のウォークは短めで、時刻も昼過ぎだったので、横浜まで新幹線に乗らずに各停で帰ることにした。
学生の頃は、時間よりお金のほうが大切なので、
新幹線や特急に乗らずに各停乗り継ぎでの移動はよくやった。
社会人のここ35年余りは、金より時間のほうが大切なので、高くても早い方を選んできた。
定年まであと1年半余り。セカンドライフを考えると、学生時代のように、
時間より、お金優先の旅行形態に移行するほうがよさそうだ。そうせざるを得ない。
ただ、時間をかけすぎて体調を崩してしまっては本末転倒だから、バランスが大事。
郡山→新白河は701系,新白河→黒磯はキハ111気動車だった。
黒磯の手前では、那珂川の橋の上の新たなデッドセクションを目視再確認。
マニアックですみません。でも、どうしても目が向いてしまいます。
宇都宮ではまた途中下車し、また餃子を食べた。
先々週・先週はエキナカの店だったので、この日は駅東側へ。
15時という時間なのに、行列のできている店もあった。
行列で待ってまでして餃子を食べるつもりはなく、空いている店へ。
前の週に続き、この土日も2日に及ぶ渋谷の線路切り替え工事。
湘南新宿ラインは新宿⇔大崎が運休なので、
宇都宮からは上野東京ラインを選んで乗り、横浜まで直通。横浜で相鉄に乗り換え帰宅。