「翻訳しやすい日本語」セミナ受講 | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

17.05.26(金)AM

日系でもグローバルな企業は、和文より先に英文の文書・資料を作り、それを和文にするらしい。
英語のほうが論理的だし、そのほうが翻訳・文書作成も効率的だろうな。

しかし、あまりグローバルではない我社、どうしても日本語の文書・資料が先で、それを英文にしている。
社内に翻訳担当がいるが、技術屋ではなく、自社製品に精通しているわけでもないため、
えてして全く意味の異なる英文になってしまうことがある。

一方私は、2年前に品質保証部門に異動となった。と、まあ、こういう経過があり、
品質保証に関する社外向け文書を英訳する際、翻訳担当に依頼する前に、
元の日本語資料が英訳しやすいかをチェックし、誤解・誤訳されそうなところは他の表現に置き換える。
というような仕事を、今年から私が兼務することになった。
製品担当・技術担当と翻訳担当とのギャップを埋めるような仕事である。

上司曰く「品証部門も今年から英文の文書発行が増えますよ。」
M3V心の声「ほんとかなあ。どうせ大して売れっこないですよ。」

こういうことは品証部門より、マニュアル・取説担当のほうが先行しているに違いないだろうな。
品証でもやれ!とか言われて、私にお鉢が回って来たのかな。

私は趣味でしょっちゅう、海外を一人旅しているせいか、職場ではある程度英語が話せると
思われているようだ。まあ、海外一人旅くらいならどうってことはないし、
英文メールのやりとりや、電話で英語で話すくらいは何度かしたことはある。

つったって、取引先や社外に出すような英語の文書を書けるほどのスキルは、あるはずもない。
でも、新たな仕事は翻訳担当との間を埋めるような仕事で、英訳自体はやるわけではないから、
私ごときでも、なんとか務まるかな。

そんなわけでこの日、「論理的で翻訳しやすい日本語を書く」というセミナを受講することになった。
主催は、日本翻訳連盟という社団法人。この法人の名も今回初めて知った。

社外のセミナ受講は10か月ぶり。この日は久々に平日朝の上りの電車で都内へ。
満員電車に乗るだけで疲れるね。
地下鉄駅からは、予報どおりの雨の中を徒歩で会場へ。セミナは2時間ほど。内容は下記URLを参照されたし。

今まで私が受講した社外セミナは、受講者の多くが男性だった。が、このセミナの受講者は
男性より女性のほうが多かった。こういうのは初めてだな。まあ、題目からみて、当然かな。

セミナの内容を聞いていると、日本語の特徴・特性について、前から気になっていたこと,
それに対する専門家の考え方,逆に、言われて初めて気づいたこと。など、いろいろあるね。

セミナの終わりには質疑・応答があったが、聞いているとやはり皆、
私なぞよりずっと、英語・英文にも日本語・日本語文にも精通してるね。
今年から関わり始めるこの仕事、どうなることやら。

17.05.26(金)PM

社外セミナの後、午後から丹沢の麓の勤務先に戻っても、勤務時間は数時間しかないので、午後は半休。
私には初めてのプレミアムフライデーになるな。プレミアムフライデー、定着するかね。しないんじゃないの?

セミナ会場を出たら、雨はほぼあがり、ポツポツ程度。傘なしで歩けそう。
麹町のセミナ会場から徒歩で南下。首都高4号線が見えたので、その高架沿いに歩き、
三宅坂で皇居の濠に出た。甲州街道を歩き始めた初日にここを通ったのは、もう7年前。久しぶりだな。

50分ほどで東京駅に到着。昼食を摂った後、東北新幹線に乗り、くりこま高原駅へ。
バスで栗原市中心部の築館へ。予約していたビジホにチェックイン。