歳には勝てないか・・ | M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

M3Variant : 高齢者の仲間入りしました

APL(急性前骨髄球性白血病)再発後、造血幹細胞自家移植を受け、社会復帰しました。
APLのほとんどはM3型(多顆粒型)ですが、APL全体の2%ほどしかない M3Variant(M3V型:微小顆粒型)のため、この名にしてます。
主なテーマは、白血病,旅行,日々の出来事 の3つです。

15.7.10(金)

 昨日、勤務先工場の廃棄物集積場からかき集めてきた電気部品を利用し、
 実験用機材の周辺部品を製作。

 難しそうに聞こえるかもしれませんが、
 線材,スイッチ,LED(発光ダイオード),電気抵抗,端子など、
 ごくありふれた部品を、半田と圧着で繋ぐだけ。

 ところが8年ぶりの作業。思った以上に時間がかかった。
 手元の線材や半田線,半田ごての先も霞んでよく見えなかった。

 老眼が進んだせい,手先が鈍ったせい・・ いろいろあるんだろうな。
 若い頃はもっと短い時間で、ずっと綺麗に仕上げていたのになあ。出来栄えもいまいち。

 な~んて、組み込み(embedded software)屋の愚痴、ノスタルジアですね。
 ほとんどの方にはお解りいただけないでしょうね。

 でも、老化にだけは逆らえない。これだけはしょうがない。

15.7.09(木)

 APL白血病の初発退院後、製品開発部署から離れたのが8年前(2007年)の6月。
 それから8年近く経った今年の4月、かつて関わった製品群の品質保証部門へ異動。
 後継機種で不具合が発生した時の調査をする仕事になった。

 因果応報。まさにこの四字熟語のとおりですね。

 さっそく、保証期間内に故障して良品と交換したため譲り受けた品があり、
 それを実験用の機材に流用することになった。

 とは言っても、その機材だけでは使用できない。ケーブルやら電気部品やらが要る。
 予算の厳しい品証部門のこと、実験用の部品などにまわす金など、もちろんない。
 ダメもとで、勤務先工場の廃棄物集積場へ行って、部品を漁ってみた。

 かつて製品開発部署にいた頃も、こういうことは何度もした。
 が、欲しいものが捨て場所にあるとは限らない。
 しかし、この日は欲しい物がわりあい見つかった。かなりのラッキー。

 が、あいにくの雨天。雨除けの覆いはあるが、濡れた物も多い。
 雨水に濡れていないものを選んで、欲しい部品をいくつも取り外した。

 帰宅後、右手中指第二関節先にマメができているのに気付いた。
 電気部品取り外しに、何度もニッパを使ったせいだろう。