サプライズ準備 | 無い物ねだりの身の程知らず

無い物ねだりの身の程知らず

人が見れば決して不幸でも恵まれていない訳でもないのに、ありのままの自分を受け入れられていない私がいます。
子供の頃からずっとコンプレックスと生き辛さを抱えていた私の半生と現状を綴り、これからの自分の人生を前向きに生きられるヒントを得られたらと思っています。

Yさんの誕生日は1月だったので、還暦祝いは、出来れば1月から3月の間に行いたいと思っていました。


それで、私は先ず、還暦祝いをする店を探し、候補店を3つに絞りました。


そして、Yさん以外のメンバーに、Yさんに内緒でサプライズ還暦祝いを計画している事を伝え、還暦祝いをする店を多数決で決めました。


決定した還暦祝いをする店は、メッセージ入りのデザートプレートのサービスがある、ふぐ料理専門店でした。


店が決まってから、還暦祝いの日程調整をするのに、私は同窓会のグループLINEに、新年の挨拶をした後【今年1回目のイベントで、ふぐを食べに行きませんか?】と企画を投げ掛けました。


そして、皆の都合の良い日時を調整して、還暦祝いは、2月の三連休の初日の夜に行う事に決まりました。


日時が決まってから、ふぐ料理専門店に予約を入れ、お店の人に、サービスのデザートプレートに【Yさん    還暦おめでとうございます】と、メッセージを入れてもらう様にお願いしました。


そして、皆で記念撮影をする時に、Yさんに還暦の赤い帽子を被ってもらおうと思い、私はネットで、手頃な物はないかと探しました。


商品の販売サイトで紹介している、還暦の赤い帽子を被っている人の画像は、私が子供の頃に持っていたイメージのままの、歳を取ったおじいさんとおばあさんでした。


だけど今は、還暦とは言っても、見た目が若々しい人が多いので、赤い帽子を被っているおじいさんとおばあさんの販売サイトの画像を見て「Yさんも私らも、還暦になったとしても、こんなに、おじいさんやおばあさんではないしな…」と、思いました。


でも、年齢的には確かに60歳なので「Yさんも、こんなん被る歳になったんやなぁ…」と思いましたが、Yさんに、この、えべっさんが被るみたいな赤い帽子を被ってと言っても、Yさんは嫌がりそうな気がしました。


それで私は、Yさんが抵抗なく被れる様な赤い帽子は他にないかと探してみる事にしました。


すると、メルカリで、フェルトで手作りされた、頭に巻くタイプの還暦用の赤い王冠を見つけました。


これだったら、Yさんも被ってくれそうだと思った私は、今後も、他のメンバーの還暦祝いの時に使えると思い購入しました。


これで、Yさんのサプライズ還暦祝いの準備が全て整い、後は当日を待つだけになりました…