同じ職場で働く事 | 無い物ねだりの身の程知らず

無い物ねだりの身の程知らず

人が見れば決して不幸でも恵まれていない訳でもないのに、ありのままの自分を受け入れられていない私がいます。
子供の頃からずっとコンプレックスと生き辛さを抱えていた私の半生と現状を綴り、これからの自分の人生を前向きに生きられるヒントを得られたらと思っています。

私が働く派遣先の物流倉庫では、私の夫が5年前からピッキングの仕事をしています。


私がこの派遣先の物流倉庫の求人を見つけた時に「もしかしたら、お父さんが働いている物流倉庫の求人かもしれない…」と、思っていました。


でも、求人募集していた会社名が、夫が働いている会社名と違ったので「場所は同じだけど、テナントが違う感じなのかな?」と、思っていました。


そして、求人募集していた会社の面接に行った時に、その会社は派遣会社で、私は夫が働く物流倉庫に派遣会社の職員として、仕事をするという事を知りました。


なので、私は面接の時に、夫が同じ物流倉庫の中でピッキングの仕事をしていると伝えました。


すると、派遣会社の面接官の人達は、顔を見合わせて怪訝な表情をされました。


そして、派遣先の物流倉庫の中に私の夫が働いている事を、派遣先の会社の人が嫌がるのではないかと心配しておられました。


だから、派遣先の物流倉庫での面接では、私の夫が同じ物流倉庫で働いている事を、隠しておく様に言われました。


そして、派遣先の物流倉庫の面接後、採用の連絡をもらい、その時に初めて夫に、同じ物流倉庫の事務で働く事になったと伝えると、夫は同じ職場で妻が働く事を嫌がり「採用断って!断らんのやったら、俺が仕事辞める!」と、言い出しました。


夫の反応に戸惑いましたが、両親の介助をしたり、農業をしたりしながら働ける勤務条件が揃っている仕事なんて、そうそう無いので、採用を取り下げるなんて考えられませんでした。


そんな私の頑なな態度に、夫も折れるしかなく、渋々、私が同じ物流倉庫で働く事を認めてくれました。


そんな風に、夫婦で同じ職場で働く事は、一般的には非常識だと思われている事を、私は身をもって知りました。


だから「派遣先の物流倉庫の人達に、私の夫が同じ職場で働いている事を知られたら、どうなるんだろう?」と、不安に思っていました…