錯綜 | 無い物ねだりの身の程知らず

無い物ねだりの身の程知らず

人が見れば決して不幸でも恵まれていない訳でもないのに、ありのままの自分を受け入れられていない私がいます。
子供の頃からずっとコンプレックスと生き辛さを抱えていた私の半生と現状を綴り、これからの自分の人生を前向きに生きられるヒントを得られたらと思っています。

今回の部署の新入社員歓迎会には、事務長は車で行かないという事で、帰りの足のあてが無いまま、歓迎会の当日を迎えてしまいました。


事務長は「他の誰かに、送って行ってもらう様に頼んであげようか?」と言ってくれましたが、会社の飲み会に車で行く人は殆どいないし、いたとしても、私やAちゃんとは帰る方向が全然違う人ばかりなので、流石に、そこまではお願い出来ませんでした。


「ちょっと痛いけど、タクシーで、Aちゃんの家を経由してもらって、私も帰るしかないかな…」と思っていたら、夕方に息子からまた連絡が来ました。


「今日帰ろうと思ってたけど、かなり遅い時間になりそうやから、明日帰る事にするわ。」


「もぉ~むかっ毎回毎回、親を振り回して~ムキー


何はともあれ、これで、夫が歓迎会のお迎えに来られる様になったので、私とAちゃんの帰りの足が無い事を心配してくれていた事務長に、歓迎会に行く直前に【夫の予定が変わり、帰りのお迎えに来てくれる事になりました。】と、ショートメールを入れておきました。


事務長からは【了解。】と、直ぐに返事が来ました。


そして、歓迎会が終わり、いつもなら二次会に必ず行く事務長ですが、実は昨晩から少し熱っぽかったそうで、一次会だけで帰って行かれました。


でも、事務長が帰って行った方向は、駅の方ではなく、最寄りの商業施設の大型駐車場の方でした。


「え⁉️事務長…今日は『電車で行くつもり。』って言ってたのに、車で来たって事?」


「じゃあ、もし私が、帰りの足を確保したってショートメールを送らんかったら、事務長は自分の車で、私とAちゃんを送ろうと思っててくれたって事?」


事務長が何故、電車ではなく車で来たのかと聞いてみたかったのですが、聞けないまま事務長は帰って行かれたので、私は益々、事務長の考えている事が解らなくて、翻弄されるばかりでした…


★★★★★★★★★★★★★★


ちょっとしたお礼に…