思春期に入った私の言動は、母には理解出来なくなってきた様で、私と母は度々衝突する様になっていきました。
今から思うと、母も更年期でイライラしていたのかもしれませんが、私が母に反論したりすると、衝動的に頬をぶたれたり、暴言を吐かれたりしました。
私が短大二回生の就活の時期に、私は母の運転する車に乗って短大に向かっている時に、母に今まで思っていた事をぶつけてみました。
「短大の人達はみんな大手の会社に就活しに行って内定もらってるけど、私の見た目がこんなんやから、沢山の面接官の目に晒されるのも辛いし惨めやし、自分の恥を晒すだけで、私なんかどっこも受かる訳ないねん!女の子はやっぱり見た目が大事やねん!」
「ママだって、耳が聞こえへんで辛い思いしてきたのに、何で私の目が斜視にならん様にとか、虫歯にならん様にとか気をつけて育ててくれへんかったん?」
「私、小さい頃からずっと自分の見た目のせいで、いじめられそうになったり、からかわれたりしてきて辛かった経験上、これから先も人前に出て、恥ずかしくて惨めな思いすると思ったら、生きてんのが嫌になってくる位やねんで!」
「そしたらあんたは、さぞ立派な母親になるんやろうなぁ⁉️そうやろ⁉️あんたは経験上、何でもよく解ってんのやろからなぁ」
私が永年苦しんできた事を、母に解ってもらいたくて使った経験上という言葉でしたが、母は私に嫌味を言う為にわざと経験上という言葉を使いました。
「この人、何も解ってない…」
母に対して、許せない気持ちと同時に、
「何でこの人が、私の母親なんやろう…」
と、悲しい気持ちになりました。