「学校は行かなくてはいけないもの」
当時、そういう考えにすごく縛られてた私が、病気でもないのに学校を休むなんて、ものすごく勇気のいることだったと思います。
でも、ほんとうに学校に行けなくなったときは、勇気があるない関係なかった気がします。
ぼんやりと思い出すのは、学校を休むようになる前、クラブの最中に貧血で倒れたことがありました。
そのことがあってから、一気に力が抜けてしまったような気がします。
どんなに頑張ろうとしても、力が入らない、みたいな感じでしょうか。
どんなにまわりから「学校に行きなさい」と言われても、もう気持ちがついていかなかったです。
ふと思い出したのは、
休み始めてから、一度は復活したんです。
先生や友達に励まされて、頑張って行ってみようと思ったんでしょうね。
でも、久しぶりに登校して、笑顔で教室に入ったけど、そんな自分にものすごく違和感を感じてしまったんです。
それからはもうほんとに無理でした。
それから先のことを書こうと思うと、まだ文章としてまとめるのが難しくて書けません。
学校に行かなくなって、気持ちが楽になったかというと、そうではありませんでした。
まわりの人への罪悪感や後ろめたさ、家族との問題、いろいろしんどいことがありました。
だけどこうやって、不登校になったときのことを少し書いてみて、もうずいぶん前のことだけど、まだ私のなかでは終わってないんだなとはっきりわかりました。
とくにつらかっただろうなと思うところは、思い出そうとしても気持ちが入らなくて、風船に穴が空いてるみたいに、ふくらまそうとしてもプシューとしぼんでしまいます。
つらかったはずなのに、マヒしてしまってて、無感覚になってるような感じもあります。
それでも、なんとなくだけど、もういい加減出たがってるのかなと思います。
ずっと抑え込んできたものが。
また落ち着いて書けるようになったら、不登校の間のことも書いてみたいと思います。