小学校から中学に上がるとき、今までにない不安がありました。
中学になったら、他の小学校の子と一緒になる。
怖い先輩もいる。
しゃべれないままで、中学生になったら私はどうなるんだろう。
とにかく不安でたまりませんでした。
それでも、もちろん誰にも話せず、自分ひとりで抱え込んだまま、小学校を卒業し、中学生になりました。
中学で一緒になった子は何も言わなかったけど、なかにはやっぱり「この子なんでしゃべらないの?」っていう顔でじっと見る子がいて、とても嫌でした。
休憩時間は、一人で廊下に立って窓の外を見てることが多かったです。
外を見ながら、学校にいるときの私は本当の私じゃない、と心の中で繰り返していたのを覚えています。
それに、小学校の時よりトイレにとても行きづらくなって、なるべく我慢してました。
思うように動けなかったし、いつも寂しかった。
居場所がなかったです。
そのうち、毎日先生に提出する日誌みたいなものに、私はSOSを出すようになりました。
ゆうべも眠れなかった。
頭がぼーっとして勉強できなかった。
そんなことを書いて、先生が心配してくれたらちょっとうれしかった。
でも、誰にもつらさを言えなくて、気持ちのやり場のなかった私は、学校から帰る途中、わざと山の斜面から転がり落ちたりするようになりました。
それですりむいたり、血がにじんでるのを見て、なぜか満足した気持ちになりました。
かなり追い詰められてたんだと思います。
学校に行きたくない、その頃やっとそう思うようになりました。
でも、もう無理、もう無理、って自分でも思いながら、それでも学校に通いました。
そして一学期の期末テストが終わった頃、私はとうとう学校に行けなくなってしまいました・・。
中学生の時のこともあまりはっきり覚えていませんが、今日ふとあの頃のことを思い出して、書いてみました。
この続きはまた書こうと思います。