年末年始を車と離れて過ごしたので、乗れなかった時間を取り戻したくて車に乗った。
目的地はなく、気が済むまで走りたいが、低いとはいえ降水予報も出ているので、降られる前に帰宅する予定。
失ったものを取り戻そうとすると却ってうまくゆかず、失ったもの以上のものを更に失ってしまうのが世の常だということは理解している。
それを痛感したのはFXをしていた頃で、理論通りシステマティックに取引しているうちは利益を出し続けていたが、ある時、理論と違った相場の動きで損を出してしまい、取り戻そうとして結局大きな損失を出して、強制退場となったことがある。
いつも以上の安全運転を肝に銘じる。
目覚めた時は星空だったが、出発時には朝焼けの空。
日の出が早くなってきているのに、気温は反対に下がってきている。
寒がりには一番つらい時期である。
年明け最初のドライブなので、気合のオープン走行といきたいのだが、外気温も低く風が強いので気温が上昇して風が収まるまでは幌を閉めて走行する。
前方からの風は室内に入らないが、それ以外の方向からの風は室内に入ってしまうからである。
(軟弱なオープンカー乗りです)
三が日も過ぎて数日が経過しているが、沿道や周辺の神社仏閣等にはいまだに大勢の参拝者が見られ、場所によっては渋滞まで発生している。
気温が上昇して風も収まったので、幌を開ける。
走れなかった時間を取り戻しましょうか。
市街地、茶畑の側、鉄道との並走区間、山と川に挟まれたなだらかな道路や、急カーブや上り下りの激しい峠道。
何度も走行し見慣れている場所だが、とにかく楽しい。
このまま走り続けていれば、走れなかった時間も取り戻せそうな気がする。
さらに走り続けようかと思ったが、少し曇ってきた。
低いとはいえ降水予報も出ていたので、帰ることに。
少し後悔しながら帰宅。
走行距離 185㌔
出発から帰宅までの時間 約6時間
しばらくして小雨が降って来た。
残念ながら、走れなかった時間を取り戻せたという実感はなかったが、雨に降られることもなく楽しい時間を過ごせたのが何より。
次からは、過ぎ去った時間よりも、その時その時を純粋に楽しもう。