生まれ育った場所なので、数え切れないくらい、この場所に立っている。
それなのに、こんなにおだやかで澄み渡った水面を見た記憶がない。
その頃でも見ることができたはずのおだやかな水面。
この場所で暮らした時間よりも、離れて暮らした時間の方が、随分と多くなってしまった。
その間に、少しはおだやかなで済んだ心になったから、目にすることができたのだろうか。
……。
正月気分が抜けないせいか、自己認識の甘さを露呈させてしまいました。
こんな調子で続けてまいりますが、
今年もよろしくお願いいたします。