所沢市にある航空記念公園へ行ってきた。
いくつかの運動施設や庭園などがある大きな公園なのだが、今回の目的は、航空発祥記念館の見学である。
建物内部には、想像していたよりも多くの航空機が展示されている。
午前中の早い時間に入館したからだろうか、見学している人もまばらだった。
航空機に特化した施設だったせいか、様々な角度や距離から航空機を見ることができる。
ジェット機の操縦席をすぐ側の上から見るのは初めてだった。
他の展示物には触れられないが、展示されているセスナ機の操縦席に座ることができた。
座るだけではなく、操縦桿をはじめとする操作系の機器を操作することもできた。
館内二階では、数種類のフライトシュミレーターが設置されている。
搭乗(フライトシュミレーターですから)してみたいと思ったのだが、恥ずかしさもあり躊躇していたところ、かなりご年配の方が搭乗されている。
その姿に勇気付けられて私も搭乗する。
(小心者です)
簡単だろうと思っていたのだが、本格的なものだったのか結構難しく、うまく飛行することができなかった。
(なめていました)
入館者が少なく順番待ちもなかったので、別のシュミレーターに挑戦。
今度はうまく飛行しようと奮闘していると、小学生の集団に囲まれる。
どうやら遠足か社会科見学なのだろう。
みんなお揃いの帽子だ。
好奇心溢れた純粋な数多くの眼差しの中心で、私はあえなく墜落。
何とか立ち直らせようとしたが、技量不足と羞恥心の影響で、うまくゆかないまま制限時間になり飛行終了。
すごすごと逃げるようにして、フライトシミュレーターから離れる。
(恥ずかしかった)
気を取り直して、残りの展示を一通り見て廻る。
家からそんなに遠くない場所に、こんな素晴らしい施設があったのかと感心すると同時に、もっと早く気付けば良かったと後悔する。
来る前は航空機や歴史を、見るだけ学ぶだけの場所だと思っていたのだが、実物の操縦席に座って機器に触れたり、フライトシュミレーターを操作したりと、体験もできる場所だった。
童心に返ったり、小心者の大人に戻ったりと、日常では味わえない時間を過ごせた場所だった。
次はいつ来ようか。
次こそは
うまく飛ばすぜ
シュミレーター