今日、安定のポテコーラ（ポテチとコーラ）を買いにスーパーへ行った。ふと、入り口の正面にある宝くじ売り場が目に入る。そういえばこないだ、家族で宝くじの話題になった。僕はその時このスーパーにある宝くじ売り場で億単位の当選者が出ているらしい、という話をしたのだが看板をじっくり見わたしてみても1億だとか2億といった数字は見つからない。もっとも大きい額で1800万がロトシックスで出ました、みたいなことが書いてあっただけ。あぁ、僕の勘違いだった、家に帰って家族に訂正しなくちゃな、と考えていたら、窓口の店員に声を掛けられる。
「買いますか？」
ぼ～としていたので気付かなかったけれど、どうやら店仕舞いをしている最中のようだ。じ～と興味ありげに見ている僕が買いたいけど店もう閉めてるし・・・・と迷っているふうに見えたのだろう。買う気は全くなかったから「えぇ大丈夫」とだけ言ってポテコーラの購入に向かった。
そして帰り道、僕は気が付いた。もし宝くじが当たるとするなら、ああいう瞬間ではないか。なぜあの時宝くじを買わなかったのか、と。よーし年末ジャンボだ当てるぞ！と意気込んで買いに行き見事当選した、よりも買う気はなかったが声を掛けられたので買ってみたら当たった、のほうがよほどリアリティがあるのではないか。考えれば考えるほど、あの状況なら当たっていた気がする。根拠は全くないが、そう思えて仕方がないのだ。
あの時宝くじを買えばよかった。