日本一周 まとめ | パイェーハリ!

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バイクと旅と釣りと独り言のブログ。Поехали!(パイェーハリ!)とは人類初の宇宙飛行を成し遂げたソビエトの英雄、ユーリガガーリンが地球を旅立つときに発した言葉で、さぁ行こう!という意味です。

2019年8月18日~11月8日の約3か月間、スーパーカブ50に乗って全都道府県制覇の旅に出た。

この記事では簡単にその旅の記録をまとめたいと思う。

 

 

 

 

 

 

バイク

 

スーパーカブ50これほど長旅に適した乗り物はないと断言。燃費は最高、どこでも整備でき、パーツも手に入りやすい。自転車ほど辛くないが、車よりは不便。大型バイクの疾走感もないけどどんな場所でも走破する耐久性と乗りやすさは最高です。どこに停めておいても馴染みますし、ある程度なら自分で整備もできて本当に便利。ほとんどノーマルですが、荷台を板で延長、リアボックス、サイドバッグ、ロッドホルダー、ベトナムキャリア、前カゴ、USB電源(バッテリー直)装備の旅仕様にしていました。ちなみにサイドバッグ固定用の板やロッドホルダーは整備の邪魔になったので、次の旅からは使用していません。サイドになにかぶら下げるならすぐに取り外せるようにしたほうがいいですよ。

 

 

 

 

        

 

 

 

 

ルート

 

埼玉県を出発し、日本海側へ抜けた。その後北海道に向けて北上し、本州へ戻ってからは内陸の栃木、奈良を通ったものの基本的には太平洋側を南下。広島から四国入り、山口から九州入り、九州は時計回りで鹿児島から沖縄へフェリーに乗った。九州へ帰ってから残りの県を通過、岐阜、長野、山梨の内陸は最後にジグザグに通った。

 

 

 

旅中使ったフェリーは大間~函館間の津軽海峡フェリーと、鹿児島~本部間の2往復。その他は全て自走です。

 

 

 

 

 

費用

 

15万円ほど。これが日本一周する最低ラインだと思います。基本的にはほぼ毎日の給油(350円前後)、食費+確実な大きい出費としてフェリー代、前後タイヤ交換代で使いました。地域の名物をあまり食べなかったのと、毎日野宿をして宿泊費を0に出来たのが大きかったと思います。ただこれだと不意のトラブルや旅に出て必要性を感じた物品の購入が厳しいので、目安としては20万円以上かな。

 

 

          

 

 

装備、持ち物

 

出発時は想像の範囲でセレクト。持っていたもの、追加で買ったものをとりあえず箇条書きでサラッと書くと

 

 

貴重品  ・・・携帯、財布、USBコード、充電器、スペアキー

 

服装、靴 ・・・半袖シャツ、長ズボン、長袖、ワークマン防水防寒スーツ上、パンツ×2、

         靴下×2、ネックウォーマー、運動靴、サンダル帽子

 

キャンプ ・・・テント、グランドシート(ござ)、マット、寝袋

 

雨具   ・・・カッパ上下、グローブカバー、靴カバー、室外機カバー

 

生活必需品・・・水(ペットボトル)、タオル、ヘッドランプ

 

衛生用品 ・・・歯磨きセット、髭剃り、洗顔フォーム、爪切り、洗剤(食器&服用)

        旅行用シャンプー&リンス

 

炊事用品 ・・・ストーブ、ガス、コッヘル、風防、コップ、割りばし

 

バイク用品・・・替え電球(ヘッド&テール)、チェーンオイル、車載工具、USB電源、荷ひも 

        ヘルメット曇り止め

 

釣り具  ・・・ロッド、リール2500番にPE0.8、ルアーボックス、リーダー(8&16lb)、    

        バッグ、ヤス

 

その他  ・・・本、ラジオ、イヤホン、カイロ、ナイフ

 

 

 

赤文字の解説

 

 

(充電器)

バイクのバッテリーから電源をとったUSBで充電していた。しかし雨の日などは使えないため、旅中にモバイルバッテリーを追加。晴れの日に満充電にしておくことでテント内での充電ができるようになって便利。

 

 

(サンダル)

キャンプするような場所では運動靴だと濡れることが多く、すぐに乾くクロックスは絶対必要。それにバイクから降りた時やキャンプ時に履き替えるだけでかなり疲労が抑えられる。おすすめはしないが最後は運転時もクロックスを履いていた。

 

 

(帽子)

ヘルメットかぶりっぱなしだと髪がぐちゃぐちゃになるし、伸びてきたので途中で拾ったものを着用。

 

 

(室外機カバー)

荷台にくくったテントとマットの雨よけに使用。最初は45Lゴミ袋を使っていたが、破けるし脱着が面倒だったので途中で何か使えるものはないかと100均で探して購入。旅後半は雨が降らなかったので、カッパのズボンの隙間に押し込んで防寒用にも使いました。

 

 

(ペットボトル)

水筒にしようか迷ったが、軽いペットボトルを選んで正解だった。衛生面を考えると定期的に交換ができるのも便利。夏は2L+500mL一本、秋が深まるにつれて500mL 2本にまで減らした。

 

 

(ヘッドランプ)

旅に出て恩恵を最も感じた超重要アイテム。夜間のテント設営、外出などを両手が使える状態で出来る。これだけは絶対にイイモノを持っていくべし。懐中電灯だと不便ですよ。

 

 

(割りばし)

最初は持ってきた箸を使っていたが、いちいち洗うのが面倒で割りばしを店でもらって捨てるスタイルに落ち着いた。同様の理由で旅後半はカップラーメンの頻度が増加。僕の旅スタイルでは料理は結構面倒であまりしなかった。

 

 

(替え電球)

スーパーカブの灯火類はどこのホームセンターでも入手できる。しかし切れた場合すぐに交換できないと厄介だし、そんなに荷物になるわけでもないので前後1つずつ常備したい。

 

 

(本、ラジオ)

娯楽はかなり重要。携帯と違いバッテリーを気にすることなく使えるこの2つはあると雨の日が辛くなくなる。

 

 

(ナイフ)

KARBAR社のサバイバルナイフを持ち歩いていたが、意外に出番は少なかった。重いし嵩張るので完全に邪魔。野外生活をするとしても大型のナイフより、小さい5徳ナイフ一本かハサミでもあれば十分だと思う。
 

 

 

こんなところでしょうか。服装に関しては着替えは一着も持っていきませんでした。汚れようが何日着ようが3か月同じものを着用笑 たまに洗ってたけどね。ただ上に書いた服だけでは北海道の8月はフルに着ても走るには少し寒かった。その割に着ないときのアウターが邪魔だったので、カッパと兼用して中にコンパクトなダウンを着たほうがいいかも。あとヒートテックの上下もあれば完璧か。

その他、パンク修理キットとそれを使う知識も必要性を痛感。

 

 

          

 

 

宿泊

 

よく使われるネットカフェなどは一切使わなかった。結果的にこれが大幅な節約になったと思う。ネカフェもいいのだが快適過ぎる。毎日使っていては恐ろしい金額になってしまうので、これくらいの覚悟が必要なのです。

テントを張った場所は主に道の駅、公園、駐車帯、浜辺など。水道があって人の往来のすくない場所を探すのが結構難しい。たまに山中や河原など自然の中でも寝ましたが、水の確保は必ずしておくこと。トラブルを避けるため道の駅や公園はキャンプ禁止でないかの確認と、早朝の撤収を徹底するように。川沿い、海沿い、駐車場は狙い目です。笑

 

 

 

 

 

 

以上、お金をかけない原付日本一周のまとめでした。これから旅に出る方の参考になったら嬉しいです。では、また。