30歳でシェアハウスに入ったら、住人の半分くらいが年下だった。

「敬語使わないでいいよ。」
私がそういうと、

「え、難しいです。」「できないですよ~」

って返される。

なんで??


そもそもシェアハウスに縦の関係が存在するのかな?
上は50代から下は大学生までの人間が一緒に生活している。

私は、ここでの人間関係を並列に認識してる。


さて、敬語とは、相手に敬意を示す言葉で、私も普段からよく使う。

使う場面としての一つ目は、初対面の人に対して、年齢性別関係なく、一定の距離を保つために。

二つ目は、ビジネスの場面で、例えばトップダウン風土の会社であれば、上司に敬語を使う。


でもそれ以外の場面、

プライベートで、相手を心から理解したいときは、敬語を取っ払い正直な会話をしたいと思う。

そもそも、初めてお話しする人の年齢が自分より上か下かなど興味がない。最初
は敬語を使うけど、その人への好奇心が強くなったり、もっと近づきたいと思えたときは、自然とフランクに話している自分に気づく。

だから、「年上には敬語が絶対」、と考える人たちが理解できない。
どうして年齢だけを基準に縦の関係を作りたがるの?


敬語を使う側、使わない側という上下関係を安易に作ること。

その弊害を考えてほしい。

ここに住んでいると、よく聞こえてくる。

年長者に対する
「○○さんすごい~」
「○○さんみたいになりたい」

年少者について
「××くんは子どもだから...」
「まだ20歳で幼いから...」

年上は知識や経験が豊富で、年齢が下がれば下がるほど未熟であるというバイアスを生み出していることを自覚してほしい。

そもそも2, 3歳もっといえば10歳、20歳の差なんて小さいものだと思う。
みんな自分基準に物事を考えてて、人生80年の尺で時間をとらえているのだと想像する。

20世紀を代表する近代建築家、フランクロイドライト、ルコルビジェ、ミースファンデルローエ、は最年長と年少で10歳以上離れているが、今の時代を生きる私たちからしたら三人は同世代の人物なのだ。

つまりね、広い観点でみたら、今シェアハウスで暮らしている全員が同じ時代を生きる同士なのだ

そう思う。